レッドバルデス　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父イスラボニータは現役時代に皐月賞（G1）を含む重賞6勝を挙げマークするなど2歳から6歳まで長きに渡って活躍。引退レースとなった阪神Cでも力でねじ伏せる競馬でG1ホースとしての威厳を見せつけ、コースレコードを更新したように衰えは全く感じさせませんでした。種牡馬としても初年度産駒からファルコンSを制したプルパレイを輩出。リステッドのすばるSを勝ち、根岸SとユニコーンSで3着と好走しているバトルクライ、先週のリステッド・オクトーバーSを鮮やかに逃げ切ったヤマニンサルバム、今年の京成杯で2着に入ったオメガリッチマンなど、芝ダート、距離の長短を問わず様々なカテゴリーで活躍馬を送り出す万能ぶりを発揮しており、前途は洋々と言えるでしょう。

母オジャグワはアルゼンチンでG1を5勝し、彼の地の古馬牝馬チャンピオンに二度も輝いた名牝です。半兄のサトノシャークは特別勝ちを含む3勝をマーク。曾祖母のGriffe de ParisはブラジルのG1勝ち馬で、その産駒、子孫からは南米のG1、重賞ウイナーが多数出ており、枚挙に暇がないほど。サトノダイヤモンド、マカヒキ、レシステンシア、ダノンファンタジー、サトノレイナスなどに代表されるように、昨今ブームとなっている南米をルーツに持つ牝系の出身で、今後は日本でもその枝葉を伸ばしていくことになるのでしょう。

本馬は2歳12月にデビューを迎え、ここまで7戦を消化。ダートの長丁場に矛先を向けてから本領を発揮し、函館、札幌のダート2400m戦で3着、2着とそれぞれ好走し、未勝利勝ちまであと一歩のところでした。1勝クラスへの格上挑戦だった前走の内容等を踏まえて今後について関係者の間で協議した結果、ここで匿名組合契約を終了し、今回のサラブレッドオークションへ出品の運びとなった次第です。

レース体重を見てもおわかりのように超のつく大型馬で、脚元が固まるのにも時間が掛かったものの今はもう問題ありませんし、特筆すべき既往歴もなし。若駒時代からDDSPのような症状を見せていたため、レースでは舌を縛って対処していますが、厩舎サイドの話によると、ここ最近は以前ほど息遣いの荒さは気にならないとのことです。喉の内視鏡検査は一度も実施していません。

パワーを要する地方競馬のダートはマッチしそうですし、前述の血統背景、7戦というキャリアからもまだまだ上積みが見込めるはず。新天地でその素質が開花する可能性は十分あるでしょう。そのあたりも踏まえてご検討いただければ幸いです。

なお、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

なお、現在全身に皮膚病が見受けられます。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,680円/日（税込）です。
10月21日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) 東京ホースレーシング　（インボイス登録あり）