ヴェロス　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ブラックタイドはスプリングSの勝ち馬で、歴史的名馬ディープインパクトの全兄にあたる良血馬。スタッドイン後は、ジャパンC、有馬記念などG1・7勝を誇る名馬キタサンブラックを筆頭に、テイエムイナズマやタガノエスプレッソ（ともにデイリー杯2歳S）、マイネルフロスト（毎日杯、日本ダービー3着）、ライジングリーズン（フェアリーS）、フェーングロッテン（ラジオNIKKEI賞）、フィールザスマート（ジャパンダートダービー3着）、ディープダイバー（橘S、朝日杯FS5着）、シャイニーガール（スイートピーS、エルフィンS）などを送り出した他、名古屋重賞5勝のトミケンシャイリ（駿蹄賞、東海ダービー、秋の鞍、マイル争覇、梅見月杯）など、地方競馬でも全国各地で多くの重賞ウイナーが誕生。“芝もダートも走れるディープインパクト”として、そのポテンシャルの高さをアピールしています。

母系に関しては、叔父にメイショウカンパク（京都大賞典、福島記念2着）がいます。母アモーレヴォレはJRA芝2勝。兄姉は半兄タマノバベルが園田2勝、タマノシュタルクが大井9勝、カスタネアエメがJRA芝、障害各1勝、ワールドスケールがJRA芝3勝、半姉ダーリンラブラが岩手3勝、キングプロテアが佐賀1勝、ロンがJRA芝2勝（野路菊S）と、7頭全て勝ち上がっています。

本馬は、昨年12月24日の阪神芝1800mでデビュー。18頭立ての中団からジリジリと伸び、0秒9差の8着とまずまずの内容で初戦を終えます。2カ月半あけての次戦は中京芝2000m戦。雨中の重馬場とあいにくの条件でしたが、4番手のインで流れに乗ると、勝負どころで2番手に上がり、直線もしぶとく粘って0秒6差の4着に善戦します。中3週で今度は阪神のダート1800m戦に臨みましたが、不良馬場の中で3番手で進め、直線で上位馬に離されはしたものの、1秒3差の4着に踏みとどまります。続けて上位に迫る走りを見せましたが、以降は芝、ダートで11、5、4着とワンパンチ足りない結果に。前走は8月27日の札幌芝2000m戦で、強烈な雨の中、16頭立ての3番手の外で進めたものの、勝負どころで手応えが怪しくなって後退し、最終的に4秒1差の最下位に終わっています。

前走後は右後肢跛行の症状が見られましたが、数日でいくらか治まったため9月2日に栗東トレセンへ移動。1勝クラスへの出走を目指しましたが、速歩での歩様が悪く、骨盤骨折が疑われたため、トレセンの診療所にてエコー検査を2回実施しました。異常なしという診断でしたが依然、症状は治まらず、出走のめどが立たないため、9月16日に登録を抹消して島上牧場へ移動。定期的に獣医に診てもらったところ『右トモの肉が落ちてきている現在の状況から判断するに、栗東トレセン診療所のエコー検査では診断がつかなかったものの、重度ではないが右後骨盤骨折の可能性が高い』というのが獣医の見解です。現在はウォーキングマシン運動を60分行っているものの、レース復帰までには最低でも半年以上の時間を要する見通しのため、オークションへの上場という判断となりましたが、兄姉たちの活躍を思えば、復帰後の見通しは明るいのではないでしょうか。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

なお、現在全身に皮膚病が見受けられます。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,680円/日（税込）です。
11月4日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有) 三嶋牧場（インボイス登録あり）