シゲルノヴァ　　牝３歳　　※地方競馬　在籍

父エピファネイアは菊花賞で春惜敗の雪辱を果たし、翌年のジャパンCでは並み居る強豪を相手に大きく突き放す圧勝劇を演じてG1・2勝。種牡馬入り後は6年に亘って200頭以上への種付けが続く超のつく人気ぶりで、初年度から三冠牝馬デアリングタクトを筆頭に、アリストテレス（AJCC、菊花賞2着）やイズジョーノキセキ（府中牝馬S、エリザベス女王杯5着）、クラヴェル（マーメイドS2着、エリザベス女王杯3着）、シーズンズギフト（ニュージーランドT2着）、ムジカ（ローズS2着）、スカイグルーヴ（京王杯スプリングC2着、京成杯2着）、ヴァルナ（京王杯2歳S3着）、ロールオブサンダー（京都2歳S3着）らを輩出。そして2世代目からエフフォーリア（皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念）やオーソクレース（菊花賞2着、ホープフルS2着）、ジャスティンカフェ（エプソムC、毎日王冠2着）、3世代目以降からもサークルオブライフ（阪神ジュベナイルフィリーズ）やモリアーナ（紫苑S）といった有力馬が誕生するなど、今まさにトップサイアーとしての地位を築き上げつつあります。

一方、母系を見ますと、母ウタヒメは笠松で2戦2勝、500万下で僅差の2着。半兄タンバオーは門別で7勝、おばのカグラは仏リステッドレース勝ち馬、おじのシンボリエンパイアは中央5勝のオープン馬と活況です。祖母ミスエマは仏愛で重賞を計3勝。4代母Pendulinaは愛リステッドレース勝ち馬で、その子孫にはBCターフや独ダービーを制して種牡馬としても活躍したシロッコなど、欧州の重賞・リステッドレース活躍馬が多数出ており、優秀なファミリーを形成しています。

2021年の北海道オータムセールにて330万円で落札。栗東・谷潔厩舎に入厩し、2022年7月30日の札幌・2歳新馬（芝1500m）でデビューしました。JRA在籍時は7戦を消化し、3番人気に推されたデビュー戦で3着に好走したほか、今年4月12日の園田・金剛山特別（ダ1400m）で5着に入りましたが、3歳未勝利番組があるうちに勝利を獲得することができず、9月に南関東の川崎競馬へ移籍しました。南関東では地元の川崎と浦和で計4戦し、いずれも掲示板外。本馬はJRA在籍時に芝で好走したことがあるように、どちらかといえばスピードが活きる軽いダートの方が良かったのかもしれませんし、また南関東のC2クラスもこの馬には少しハードルが高かったようにも感じました。今回は所有馬の頭数整理の都合があり、オークションに出品することを決めましたが、能力があることはJRA在籍時に証明済みですので、あとは条件や相手関係次第だと思います。また、芝適性を活かすため、芝レースが組まれている盛岡競馬へ転入するという選択肢を考えてみてもいいかもしれません。

【本馬についての現状説明】
重い馬場はこの馬には合いませんね。スピードの活きる軽い馬場なら、変わりそうな感じがありますので、そういう環境の競馬場で走ってもらいたいですね。（川崎競馬・古澤悟調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
11月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：森中 啓子（インボイス登録あり）