スティールアグネス　　牝３歳　　※地方競馬　在籍

父パイロはG1フォアゴーSなど米重賞4勝を挙げ、引退後はPulpitの後継者として日本にて種牡馬入り。初年度産駒から地方重賞を席巻しNARにおける新種牡馬チャンピオンに輝くと、以降もダートサイアーランキングのトップクラスを形成しています。主な産駒にはメイショウハリオ（帝王賞連覇、かしわ記念、マーチS、みやこS）やミューチャリー（JBCクラシック、ジャパンダートダービー3着、南関東重賞4勝）、デルマルーヴル（名古屋グランプリ、兵庫ジュニアグランプリ）、ラインカリーナ（関東オークス）、シゲルカガ（北海道スプリントC）、ケンシンコウ（レパードS）、ビービーバーレル（フェアリーS）、ケイアイパープル（白山大賞典、佐賀記念）、ランリョウオー（東京記念など大井重賞4勝、全日本2歳優駿2着）、ハセノパイロ（東京ダービー、ハイセイコー記念）、アクアリーブル（浦和重賞・桜花賞、大井重賞・東京プリンセス賞、関東オークス2着）など錚々たる顔ぶれ。12年連続での毎年100頭を超える種付け頭数が、本馬の高い人気と優れた実力を物語っています。

一方、母系はデルマーオークス3着のMiss Francescaに遡る有力ファミリーで、Buy the Barrel（米G2アレールデュポンディスタフS）やMimi Lebrock（豪G2MRCトリスタークS）、Lord Sreva（米G3ホーソーンBCH）などもこの一族の出身。曾祖母ノーブルアクションは府中牝馬S2着、中山牝馬S4着など重賞戦線で活躍、母ジャストゥラヴは門別1勝・大井5勝を挙げて重賞でも入着しました。おじのクールドリオンは中央2勝、ブラックマンバは荒尾の重賞で3着、おばジェットローズは中央で新馬勝ちを収めており、近親のホクセツファミリー、ホクセツロマンともに園田の重賞で好走しています。

2022年5月にホッカイドウ競馬よりデビュー。2歳時は門別で過ごし、7戦して1勝、2着3回、獲得賞金は100万円を超え、上々のスタートを切りました。ホッカイドウ競馬の2022年シーズンが終了すると、今度は名古屋競馬へ。ここでも1勝を上積みし、今年4月のホッカイドウ競馬の開幕に合わせて、再び門別に転厩すると、今度は13戦して2勝、2着5回、3着4回。掲示板を外したのはたったの一度でした。

スタートダッシュの速さ、卓越したスピードなどを武器に逃げたり、先行したりすることがストロングポイントのひとつであると思いますが、それだけではなく、ハナにこだわらず2、3番手につけてもいい競馬ができますし、また中団から後方を追走して直線で上位争いに加わることも珍しくありません。そのため、展開や相手関係などに左右されず、臨機応変に脚質を変えることができることが、今年の好成績につながったのではないでしょうか。今後も自在な脚質を活かせれば、引き続きコンスタントに結果を残してくれるはずです。

【本馬についての現状説明】
イレ込むタイプなので、扱い方には注意が必要です。それでも体が丈夫で、コンスタントにレースを使えますし、また安定性がある点も、この馬の長所だと思います。（ホッカイドウ競馬・角川秀樹調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※門別競馬場・角川秀樹厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：菅野 守雄