イダペガサス　　牡８歳　　※地方競馬　在籍

父ゴールドアリュールは現役時にジャパンダートダービーを7馬身、ダービーグランプリを10馬身差で圧勝した砂の王者。種牡馬入り後もゴールドドリーム（チャンピオンズCなどG1・5勝）やコパノリッキー（フェブラリーS連覇などG1・11勝）、エスポワールシチー（フェブラリーSなどG1・9勝）、スマートファルコン（JBCクラシック、東京大賞典などG1・6勝）、クリソベリル（チャンピオンズCなどG1・4勝）、クリソライト（ジャパンダートダービー）、グレイスフルリープ（JBCスプリント）を筆頭にダート界の超大物を続々と輩出しており、先日引退したナランフレグは高松宮記念を制覇。貴重となってきた現役馬ではサクラアリュール（シリウスS2着、プロキオンS3着）やエリモグリッター（やまびこS）、出品本馬のイダペガサス（門別重賞・エトワール賞、旭岳賞、兵庫ゴールドT5着）らが活躍中。2016年から4年にわたり、ダート総合チャンピオンサイアーに君臨し続けました。

一方、母系を見ますと、母カロンセギュールは中央のダートで2勝。半兄レッドルモンドは芝で3勝、半妹ヴァンルーラーは君子蘭賞など2勝を挙げています。4代母のMissile Belleは、CCAオークス、ガゼルHを勝った名牝。その子孫には米国だけでなく日本での活躍馬も多く、5勝を挙げたトーヨーディプティ、7勝を挙げオープン勝ちを果たしたスタンドオンエンドといったJRAの活躍馬をはじめ、北海道・岩手で16勝を挙げ、重賞でも好走したスタンドアチャンスや、11勝を挙げて北上川大賞典で3着のトップチェッカーといった地方の実力馬も送り出しています。

2016年のセレクトセールで4860万円の値がつき、JRA在籍時はダート1400～1600mで3勝を挙げ、準オープンまで出世したほか、3歳夏には重賞のレパードSにも駒を進めた逸材でした。そして、左前繋靭帯炎の休養中だった2020年5月7日、サラブレッドオークションに出品されていたことから、当方が落札いたしました。その後はホッカイドウ競馬の田中淳司厩舎へ移籍。JRAのダートで準オープンまでいった実力は伊達ではなく、移籍初戦を圧巻の大差勝ち、続く2戦目も快勝するなど、いきなり活躍してくれました。そして、戦いの舞台を重賞レースに求めると、2021年8月の門別・エトワール賞（ダ1200m）で重賞初制覇。さらに今年8月にも約2年ぶりの重賞制覇を門別・旭岳賞（ダ1600m）で飾りました。また、その間、ホッカイドウ競馬にとどまらず、盛岡、金沢、園田、名古屋、高知、そしてJRA中山と、全国各地の交流重賞も転戦。ホッカイドウ競馬代表として存在感を示してきた功績も大きいものがあります。

今回は2023年ホッカイドウ競馬のシーズン終了に伴い、今後の方針について関係者と協議を行いました。なかなか思い通りにレースを使えない状況や、今後ますますそのような状態に陥る可能性があり、このまま門別で競走生活を送るよりも、他場へ転入し、適鞍を使った方が得策と判断し、このタイミングで新たなオーナー様へバトンを渡す決心をいたしました。来年で9歳となりますが、引き続き地方競馬の古豪として存在感を示してくれるでしょうし、まだまだ即戦力として計算できる馬だと思います。所有馬を重賞レースで使ってみたい！と思われている方は、ぜひ入札をご検討ください。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
ここ数戦は勤続疲労が溜まっていて、本来の状態で使うことができませんでした。度外視していいと思います。門別の重賞を2つ勝ってくれましたが、これでも適距離だったかと言われれば、決してそんなことはなく、ベストは1400～1600mだと思います。地方交流競走にも選出されず、このまま門別に置いても使いたいレースに使いづらい面があり、協議した結果、このタイミングで他場へ転入させることがベストだという結論に至りました。条件が合致すれば、もっとやれる馬だと思います。（ホッカイドウ競馬・田中淳司調教師）


※2022年4月22日（7歳時）に左前肢繋靱帯炎のトリミング手術を実施。休養を挟み11月に復帰しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※加藤ステーブル（北海道沙流郡日高町富川東）に在厩しており、預託料は12,100円/日（税込）です。
11月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：犬塚 悠治郎（インボイス登録あり）