サウンドジャッカル　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ロードカナロアは難攻不落とされた香港スプリントを連覇するなど、短距離界の絶対王者として一時代を築き上げました。種牡馬としても初年度から歴史的名牝アーモンドアイ（牝馬三冠、ジャパンC2回、ドバイターフなどG1・9勝）をはじめとして、ダノンスマッシュ（香港スプリント、高松宮記念など重賞8勝）やステルヴィオ（マイルCS、スプリングS、朝日杯FS2着）、ダイアトニック（スワンS2回、阪神C、阪急杯、高松宮記念3着）などが輩出。2世代目以降もサートゥルナーリア（皐月賞、ホープフルS）やパンサラッサ（サウジC、ドバイターフ、天皇賞・秋2着）、ダノンスコーピオン（NHKマイルC）、ファストフォース（高松宮記念）、ブレイディヴェーグ（エリザベス女王杯）、レッドルゼル（JBCスプリント、フェブラリーS2着、ドバイゴールデンシャヒーン2着2回）、Tagaloa（MRCブルーダイアモンドS）といったG1ウイナーが誕生しています。亡きキングカメハメハの強力後継者として令和時代のチャンピオンを担う存在となっています。

母系に関しては、母サウンドバリアーがフィリーズレビュー勝ちの実績馬。デビューした半姉はサウンドキアラ（阪神牝馬S、京都金杯、京都牝馬S、ヴィクトリアマイル2着）を筆頭に、サウンドレベッカ、サウンドクレアともにJRA芝2勝と、4頭中3頭が勝ち上がっています。

本馬は、今年1月5日の中京芝2000mでデビュー。12頭立ての3～4番手のインを追走しましたが、直線で他馬の斜行により進路をカットされてしまい、その後は伸びる構えがなく、勝ち馬から1秒7差の10着に敗れてしまいます。4カ月あけての京都芝1600m戦では、序盤から前向きさに欠けて16頭立ての最後方追走となり、直線も伸びを欠いて14着。中3週の前走は6月10日の函館芝1800m戦で、チークピーシズの効果もあって16頭立ての中団を追走したものの、向こう正面から手応えが怪しくなって3～4コーナーで後退していき、最終的に勝ち馬から7秒9差の最下位に終わっています。

前走の競馬で右前橈骨遠位端骨折を発症してしまいました。クリーニング手術を実施して放牧へ出て、今は骨折箇所の熱感もなく、順調にきていますが、まだ時間を要するため、このタイミングでオークション出品とさせていただきます。

なお、放牧先へは8月3日に入場。舎飼い1カ月、ウォーキングマシンのみ2カ月の調整を経てトレッドミル調教へ移行しています。体重は497kg。現在のメニューは以下になります。

常歩400m＝時速6～7㎞、ダク1200m＝時速9．5～11．5㎞（傾斜2％）、キャンター2400m＝時速15．5～18㎞（傾斜2～3％）

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2023年7月10日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2023年6月10日（土）　1回函館1日　4R　3歳未勝利　　芝1800m（稍重）
　　　結果16着　　タイム1:55.9（1着馬からのタイム差7.9秒、5着馬からのタイム差7.3秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※2023年6月10日の競馬で右前肢橈骨遠位端骨折を発症。クリーニング手術を実施しています。事故見舞金9号（競走中の事故により事故発生の日から6カ月以上出走できなくなった場合）を受給しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※イタクラステーブル（ラヴァーズ合同会社・滋賀県東近江市川合寺町）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
12月2日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：増田 雄一