コトル　　牝４歳　　※地方競馬　在籍

父ドゥラメンテは荒削りながらも豪快な末脚で差し切った皐月賞、レースレコード（当時）をマークした日本ダービーとクラシック春二冠を達成。4歳時のドバイシーマクラシックでは落鉄、宝塚記念では入線後に跛行と不運も重なり、共に2着と涙を呑んでのスタッドインとなりました。1、2年目ともに300頭近くに種付けを行ったように、キングカメハメハの有力後継馬として人気は絶大。初年度産駒からタイトルホルダー（天皇賞・春、菊花賞、宝塚記念）やアイコンテーラー（JBCレディスクラシック）、アリーヴォ（小倉大賞典、大阪杯3着）、アヴェラーレ（関屋記念）、バーデンヴァイラー（交流重賞2勝）らを送り出すと、セカンドクロップからは牝馬二冠スターズオンアース（桜花賞、オークス）をはじめ、ヴァレーデラルナ（JBCレディスクラシック）やサウンドビバーチェ（阪神牝馬S）、ドゥラドーレス（菊花賞4着）、サードクロップからは牝馬三冠のリバティアイランドや、NHKマイルCの勝ち馬シャンパンカラー、菊花賞馬ドゥレッツァ、ホープフルSの覇者ドゥラエレーデといった大物が続々と誕生しており、一昨年9歳という若さでの急逝が惜しまれます。

一方、母ショーコからは中央4勝でオープン入りし、今年9月に笠松の重賞オータムCを勝ったトランスナショナル。中央4勝のオメガセニョリータ、中央2勝のフォールインラブなど活躍馬が多数出ています。オメガセニョリータは母としてもシオミチクレバ、エルザストラウムと中央2勝馬を2頭出しており、牝系として優秀です。

コトルは中央在籍時に中距離を2戦使われた後、サラブレッドオークションに出品されました。
佐賀に移籍してからは短距離を中心に使われ8勝をマーク。短距離では安定した強さを見せました。

佐賀では900mのレースが少なく、今後のレース選択が難しくなるため今回出品することとなりました。
安定した先行力が武器の馬で、800mや900mなど1200m以下のレースが多く行われる地区に移籍できればまだまだ活躍できる馬です。
また、活躍馬を多く出す牝系、貴重なドゥラメンテの牝馬ということを考慮すれば、繁殖牝馬としても魅力があるのではないでしょうか。
即戦力としてだけではなく、将来の繁殖牝馬としてもおすすめできる1頭です。

なお、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
右前球節に骨膜が少し出ていますが、歩様に問題なくレースも順調に使えています。800mや900ｍのレースが多い競馬場ならまだまだ活躍できると思います。（佐賀競馬・大島静夫調教師）


※2021年12月15日に右前肢橈側手根骨遠位の剥離骨折、左前肢橈側手根骨の骨増生が判明。事故見舞金12号（調教中の事故により事故発生の日から3ヵ月以上出走できなくなった場合）の適用を受けています。2021年12月16日に栗東TC内診療所にて、骨片除去手術ならびにクリーニング手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。（勝鞍転入）

※佐賀競馬場・大島静夫厩舎（佐賀県鳥栖市江島町字西谷）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
12月2日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：奥寺 毅己