キモンエメラルド　　牝２歳　　※中央競馬　登録抹消（未出走）

父ディーマジェスティはデビュー3戦目で勝ち上がり。2歳暮れのホープフルSは当日に回避したものの、3歳初戦の共同通信杯をメンバー最速の上がりで差し切って重賞初制覇を飾りました。続く皐月賞では8番人気の低評価を覆して豪快な追い込みを決め、1冠目を手にします。続くダービーでも優勝争いに食い込みましたが、ここはマカヒキ、サトノダイヤモンドに次ぐ3着。秋はセントライト記念を勝って菊花賞に挑み4着と、世代トップの走りを続けました。ただ、その後は展開にも泣かされて結果が出せず、4歳秋に引退が発表され、種牡馬入りしています。初年度産駒のデビューは2021年。昨年のアネモネSを快勝したクロスマジェスティや、シンザン記念5着のデルマグレムリン、先週末の中山で準OP入りを決めたシゲルファンノユメ（カンナS2着）、八雲特別の勝ち馬アップストロークといった中央勢をはじめ、ボニーマジェスティ（門別重賞・北海優駿2着）など地方のダートにおいても続々に勝ち上がっており、セカンドクロップのドットクルーが今春の毎日杯で3着に好走、ドーバーホークがWASJ第1戦を勝って準OP入りしています。

一方、母系はナリタタイセイ（ＮＨＫ杯、皐月賞2着）やコスモフォーチュン（北九州記念、小倉2歳S3着）、コスモプラチナ（マーメイドS）、NAR最優秀ターフ馬イグゼキュティヴ（札幌2歳S2着）、NAR3歳最優秀牝馬トーコーニーケ（園田・名古屋重賞5勝、関東オークス2着）らと同じく、ビューティマリヤの血を継ぐ珠玉のファミリー。曾祖母ファイトガリバーは桜花賞を制し、続くオークスでもエアグルーヴの2着に好走した実力馬で、半兄モンテフォルスは門別でデビュー勝ち、半姉アギレラビームは水沢で勝利を収めています。

本馬は、2022年・北海道オータムセールに上場されて451万円で落札しました。美浦トレセン・奥平雅士厩舎でのデビューを目指して、10月中旬に入厩。トレセンの施設をスクーリングさせながら調教を進めるも、全体的に体質の弱さが表面化。健康状態を含めて、育成レベルでは問題なく進めていたものの、トレセンでの調教を控えざる負えない状況となり、牧場での立て直しを図るため、10月下旬に放牧に出しました。

放牧先では、心身ともにリフレッシュを優先させ、活気を取り戻すように、時間を掛けてコンタクトを取りながら進めました。騎乗調教を再開当初は、スムーズに調教メニューを消化していたものの、キャンターでの負荷を強めると、右後肢の歩様が悪くなり、検査を受けると飛節に骨膜炎を発症していることが判明。休養を余儀なくされ、本馬の成長曲線と調教の進捗状況を踏まえて検討した結果、所有馬としてデビュー戦を迎えるには時間を要すと思い、残念ではありますが、このタイミングで出品させていただきます。

なお、今年の5月に右前肢橈骨遠位端の骨折を発症。骨片除去手術を実施した履歴があります。また、現在は右後肢飛節の骨膜炎のため調教は控えております。ご検討をお願いします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。



※本馬の馬体重は445㎏（12月7日現在）です。

※2023年5月に右前肢橈骨遠位端骨折を発症。5月9日に骨片除去手術を実施しています。

※岩城ステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田・阿見TC内）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
12月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：小林 祥晃（インボイス登録あり）