カイブルーノ　　牡２歳　　※中央競馬　登録抹消

父シュヴァルグランは京都2歳S3着など早くから素質の高さを見せながらクラシック出走こそかないませんでしたが、3歳秋に3連勝でオープン入りと一気に頭角を現します。4歳春の阪神大賞典で重賞初制覇を飾ると、続く天皇賞・春で3着に好走。秋もアルゼンチン共和国杯で2つ目のタイトルを手にし、続くジャパンCで3着と、長距離界を代表する一頭となっていきました。5歳秋にはジャパンCで同年の日本ダービー馬レイデオロ、当時の現役最強馬キタサンブラックを破り、待望のビッグタイトルを獲得。以降も6歳時に天皇賞・春2着、7歳時にドバイシーマクラシック2着と、息長く第一線で活躍しました。7歳いっぱいで引退、種牡馬入りし、産駒のデビューは2023年。8月の小倉未勝利戦（芝1200m）でアートフォームがJRA初勝利を挙げ、スピード能力の豊さを証明している一方、メリオーレムは11月の京都未勝利戦（芝2000m）で重馬場を苦にせず快勝して父譲りのスタミナを証明しています。地方競馬でもモンゲースパイが大井重賞・ゴールドジュニアで2着に好走するなど、ダートでも活躍を見せており、父譲りの成長力を伴った産駒が続々台頭してくることでしょう。

母系に関しては、母パトリツィア、現3歳の半姉ユウユウピッコラともに未勝利ですが、一族からはAction This Day（BCジュヴェナイル）、ドレフォン（BCスプリント、フォアゴーS、キングズビショップS）といったG1ウイナーが出ています。

2022年の北海道サマーセール出身（275万円）の本馬は、今年9月23日の中山芝1600mでデビュー。若干立ち遅れながら16頭立ての中団に付きかけましたが、3コーナーまでに後方2番手となり、直線も伸び切れず、勝ち馬から6秒3差の14着に敗れてしまいます。2カ月あけての前走は先週12月2日の中山ダート1200m戦。スタートからダッシュがつかず、16頭立ての後方1～2番手追走となると、直線で差を詰め切れず、2秒7差の14着に終わっています。

現状は心身ともに成長途上の感が拭えません。調教の動きは悪くなく、使いながら変わってきそうな印象です。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※グロースフィールド（茨城県稲敷郡阿見町福田・阿見TC内）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
12月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：蔀 恒一（インボイス登録あり）