スノークローバー　　牡２歳　　※地方競馬　在籍

父サンダースノーは2歳時にG1クリテリヨムアンテルナシヨナルを圧勝して仏2歳王者に輝き、3歳時にはUAEダービーや仏G1ジャンプラ賞に優勝。4、5歳時にはドバイワールドC連覇の離れ業をやってのけるなど、芝・ダート、距離を問わない大活躍で全世界にその名を轟かせました。現役引退後はダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスで種牡馬入りし初年度は150頭を超える繫殖牝馬を集め、供用開始3シーズンで436頭に種付けを行う人気ぶり。ファーストクロップは本年よりデビューを迎えており、6月の門別ダート1200ｍにおいて出品本馬のスノークローバーが早くも産駒初勝利を収めると、9月にはサンダーアラートが中山で、先週末の阪神ではソーニャシュニクが勝ち名乗り。産駒には条件不問の幅広い活躍が期待できそうです。

一方、母系を見ますと、母メイショウクローバは中央のダート1800ｍで3勝。いとこにはブリーダーズゴールドCを勝つなど6勝を挙げたマイティティーがおり、祖母チアズグレイスは桜花賞を制して最優秀3歳牝馬に選出。その全弟のチアズシュタルクは共同通信杯、毎日杯と重賞を2勝しており、中山大障害を勝ったシングンマイケルも同じ一族の出身です。さらに遡れば、5代母Dumkaは仏1000ギニー馬で、その子供には英2000ギニーを勝ち、英ダービー3着のDoyounなど活躍馬が多数。節目節目で大物を輩出してきた名門ファミリーです。

6月21日の門別・フレッシュチャレンジ（ダ1200m）にてデビュー。まずまずのスタートを切った中、序盤はこの距離特有の忙しさを感じ、ついていくのに必死という風にも映りましたが、脱落することなく、ステッキを入れながら4コーナーを回ると、最後の直線では外へヨレながらも力強く末脚を発揮し、見事デビュー勝ち。特に先頭に立ってからの残り100mの伸びは非常に目を引きました。しかも、このレースの3着馬スウィートドリーム、4着馬レディパイロ、7着馬ハグレグモがその後2勝を獲得。さらに5着馬マグネター、6着馬ムットクルフェ、10着馬ジャストチャックルもそれぞれ門別で勝利を飾るなど、負かした9頭のうち6頭が勝ち上がるというレースレベルの高さを見せています。この相手に4馬身差で圧勝したことは、大きな評価に値するでしょう。

その後はデビュー戦のレース内容を考慮し、むしろ距離を延ばした方が本馬には合っていると判断。7月12日の門別・ターフチャレンジ（ダ1800m）に出走し、結果は3着。4コーナーで一旦4番手に下がってから盛り返したように、能力の一端は見せてくれたと思います。ただ、その後は両前にソエが出てしまい、大事を取って出走を取り消すなど、順調さを欠いたことは否めません。今回はホッカイドウ競馬のシーズン終了に伴い、今後の方針などを協議した結果、このタイミングでオークションに出品する決断をいたしました。デビュー戦を見る限り、潜在能力は相当高いと推測できますし、脚元の不安が解消されていけば、かなりの活躍を見込める逸材だと思います。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
9月7日のレースでの出走取消は両前のソエによるものです。その後、2戦を消化しましたが、少しソエの症状が残っていますので、予めご承知おきください。6月に新馬を勝っているように、能力はありますし、脚元が固まってくれば、まだまだ伸びる馬だと思います。（ホッカイドウ競馬・田中淳司調教師）


※2023年9月7日の競走にて、疾病のため出走取消となっています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ディーエスファーム（北海道沙流郡日高町字平賀・木田トレーニングセンター内）に在厩しており、預託料は7,480円/日（税込）です。
12月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：三嶋 昌春（インボイス登録あり）