スペキュレイション　　牡３歳　　※地方競馬　在籍

父アグニシャインは2歳時にデビュー2戦目の東京・芝2000ｍを快勝しましたが、その後は脚部不安との闘いが続き、およそ1年半の休養明けとなった東京の500万クラスで3着、続く新潟で8着。僅か4戦で競走生活にピリオドを打つこととなりました。現役引退後は、曾祖母にディープインパクトを世に送ったウインドインハーヘア、祖母にスプリンターズS4着のレディブロンド、いとこに日本ダービー馬レイデオロがいる名門Highclereの系譜にも大いなる期待を寄せられての種牡馬入り。1、2年目ともに5頭に種付けを行っており、初年度産駒のアグニレディアンスが阪神のダート1200ｍで3着、セカンドクロップのトリオが門別で単勝1.0倍の1番人気に応えて初勝利を挙げています。

一方、母系を見ますと、母フィネスは中央のダート1000ｍで1勝。母のきょうだいは3勝を挙げたシゲルシュサ、デオヴォレンテ、アンブリカルをはじめ、サウジアラビアRC3着のカーボナードなど6頭が中央で勝ち上がっており、残りの2頭も地方で3勝と優秀。曾祖母Yousefiaは米国のリステッドレース勝ち馬で、その子孫にはダークシャドウ（毎日王冠、エプソムC、天皇賞・秋2着）やチョイワルグランパ（シリウスS3着）、Mythical Girl（英G3プリンセスマーガレットS）、南半球の重賞ウイナーなどがおり、さらに遡れば、英G1ジュライCなどに優勝し種牡馬としても成功したGreen Desert、日本ダービー馬ワンアンドオンリーや皐月賞馬ノーリーズンらも同じファミリーの出身となります。

2021年北海道サマーセールにて220万円で落札。昨年9月25日の盛岡・ファーストステップ（芝1000m）でデビューすると、3着に入り、続く2戦目となった10月23日、盛岡・2歳C1（ダ1200m）で2着と、2歳時から能力の片鱗を見せてくれました。そして、今年も引き続き岩手競馬で競走生活を送り、春先こそ右トモの影響で思うような走りができていませんでしたが、休養を挟み、夏場あたりから調子を上げていくと、3着2回、4着1回、5着2回。特に10月30日の盛岡・C2六組（ダ1200m）では、後方2番手を追走し、最後の直線で大外から鞍上がステッキを連打して脚を伸ばすと、2着馬にアタマ差まで迫る3着に入線。上がり3ハロンタイム36秒9は出走メンバー中断然の1位（2位は37秒4）となる好時計でした。たびたび上位を賑わせ、非常に楽しませてくれましたが、残念ながら初勝利に獲得には至っていません。そして、得意とする盛岡開催が終了し、あとひと月ほどで今季の岩手競馬も終了。7月からコンスタントにレースを使ってきたことなども鑑み、このタイミングでオークションに出品することを決断いたしました。まだ3歳ですし、キャリアの面からもこれから成長を見せる余地はまだまだあるでしょう。終いの脚には光るものがありますし、状態が良ければ、コンスタントに出走できるタフさも武器の一つ。今後も頑張ってくれると思います。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
2歳時は右トモに弱さがあり、2戦続けて除外になったこともありました。今年に入って、レースを使いながら右トモの状態が良くなってきました。あとは馬体の成長が欲しいですね。（盛岡競馬・工藤裕孝調教師）


※2022年12月19日（2歳時）の馬場入場後に馬体故障を発症したため競走除外となっています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※盛岡競馬場・工藤裕孝厩舎（岩手県盛岡市新庄上八木田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
12月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) レッドマジック（インボイス登録あり）