マコトエトルリア　　牝３歳　　※地方競馬　在籍

父スピルバーグは米G1トラヴァーズSなどに優勝したFlower Alleyや、マイルCSなどを勝ったトーセンラーの弟でデビュー前から注目を集め、3歳春にはプリンシパルSを勝ってダービーに駒を進めましたが14着。その後は1年を超す休養に入り、復帰2戦目から3連勝。再び休養を挟み、毎日王冠3着のあと挑んだ天皇賞・秋で、豪快な追い込みを決めてG1初制覇を飾りました。G1、重賞ともにこの1勝に終わりましたが、高いポテンシャルを秘めていたのは間違いなく、血統背景から種牡馬としても期待を集めています。産駒は2019年にデビュー。テンサイドカップが東京ダート1300mでJRA初勝利。レッドサーシャが芝1800mの新馬戦を勝ち、産駒の芝初勝利を飾っています。古馬になって力をつけたウインドジャマーはオープンまで出世しました。地方競馬では重賞勝ち馬を出しており、晩成色が強い血統からも、産駒の本格的な活躍はこれからでしょう。

母系を見ますと、母マコトクラダリグはJRAの芝で1勝。伯母にOPの葵Sなど5勝を挙げて短距離重賞でも活躍したマコトナワラタナがいるなど、母のきょうだいはJRAで5頭、地方競馬で4頭が勝ち上がり。母のいとこにスパーキングレディC3着のタガノクリステルがいます。祖母マコトキンランは名古屋で2勝。3代母は12番人気で秋華賞を勝ち大波乱を巻き起こしたブゼンキャンドルという血統で、一族には1972年の最優秀障害馬ムーテイイチや、中京記念を勝ったゼットアローなどが名を連ねています。

本馬は2022年11月26日に阪神ダート1800mの新馬戦でデビューし、中団から長く脚を使って追い上げ16頭立ての4着。2戦目の中京ダート1800m戦では好位で流れに乗って5着と2戦続けて掲示板を確保しましたが、年明け以降はなかなか成績が上がらず、5戦0勝で中央の登録は抹消。船橋に移籍しました。
移籍初戦は1200mの3歳六七組戦に出走。最内枠からの発走でそこまでスタートは速くなく後方からの競馬になりましたが、早め早めに押し上げると、直線は大外からひと追いごとに差を詰め、ゴール前できっちり抜け出して先頭ゴール。初勝利を挙げています。
続く1200mの3歳特別戦では0秒8差の4着。9月には同舞台の3歳特別戦で0秒5差3着と、流れひとつで上位に食い込む脚を見せており、前走もメンバー上位の上りタイムをマークして5着と掲示板に上がりましたが、今回は入れ替え整理のタイミングでもあり、オークション出品を決めました。まだキャリアも浅く、血統的にも伸びしろを残していると思いますし、新天地で十分な活躍が見込める一頭だと思います。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
1勝してくれましたが、時計的にも平凡でしたし、恵まれた部分があったのは否めないところです。現在の格付けでは時計的にも厳しいところがありますし、他場で相手関係が替わることで、違った結果を出してほしいと思います。（船橋競馬・川島正一調教師）


※ゆう癖があります。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
12月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) ディアマント（インボイス登録あり）