フルゴル　　牝４歳　　※地方競馬　在籍

父ディープブリランテは第79代の日本ダービー馬。キングジョージⅥ世&QエリザベスS挑戦後にスタッドインしており、初年度産駒にあたるセダブリランテスがラジオNIKKEI賞、中山金杯と重賞を2勝、ディーパワンサが阪神ジュベナイルフィリーズで4着、ナイトバナレットがOP勝ち、リカビトスがデビューから3連勝、地方ではオーブスプリングが門別の重賞フローラルCを制覇。近年では、芝でモズベッロ（日経新春杯、大阪杯2着、日経賞2着、宝塚記念3着）やエルトンバローズ（毎日王冠、マイルCS4着）、ミッキーブリランテ（阪急杯2着、京成杯オータムH2着、函館スプリントS3着）、ナムラドノヴァン（万葉S、阪神大賞典3着）、ダートでラプタス（兵庫ゴールドトロフィー、サマーチャンピオン、かきつばた記念連覇、黒船賞）やミゲル（浦和重賞・ニューイヤーC、大井重賞・ハイセイコー記念2着）らが躍動するなど、種牡馬としても輝かしいキャリアを積み上げつつあります。

一方、母系を見ますと、母グランドメージャーは米国のリステッドレース勝ち馬。半姉メイショウハナモモは中央のダートで2勝、その他のきょうだいは2頭が地方競馬で白星を挙げ、半姉マクトゥーブは南関東などで11勝と活躍しました。いとこに米G1フリゼットSやバレリーナSを勝ったArtemis Agroteraが、母の全兄には米G1ドンHなどを勝って種牡馬となったStephen Got Evenがいるなど、直近に活躍馬が多数いる優秀な血統で、祖母Immerseも米G1ガゼルHの3着馬。曾祖母Baroness Directも米国で重賞を勝っており、2000年代以降は南半球でも強い影響力を持つファミリーです。

2022年1月に美浦・菊川正達厩舎よりデビュー。JRAでは7月までに4戦を消化し、いずれも2桁着順でした。そして、2022年7月14日のサラブレッドオークションに出品されて落札。同年8月より兵庫競馬へ移籍しました。兵庫では移籍初戦から前走まで2ヵ月以上の休みを一度も挟んだことがなく、コンスタントに25戦を消化するタフネスぶりを披露。また、C3クラスのダート1400m戦で3勝を挙げています。その3勝を含む、3着以内に好走した計5戦はいずれもハナを切り、4コーナーまで先頭をキープし続けたレースでのものでした。自分の形に持ち込めれば、ほぼ凡走したことがありませんが、逆にハナを切れなかったり、途中で先頭を奪われたりなど、マイペースな競馬ができないと脆い面を見せていました。今回は所有馬整理などの都合があり、実績のないC2クラスに昇級し、クラス慣れの時間が必要であることなども考慮し、オークションに出品する運びとなりました。先行力があることは、小回りコースの地方競馬において大きな魅力の一つですし、連戦にも耐えられる体力と精神面も本馬のストロングポイント。今後もコンスタントにレースを使えるタイプだと思いますので、即戦力をご希望の方はぜひ入札をご検討ください。よろしくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
先行すれば渋太いタイプですので、前半の位置取りがポイントですね。調教では元気が良すぎる面がありますので、ご注意ください。（園田競馬・茂崎正善調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※蒜山ホースパーク（岡山県真庭市蒜山中福田）に在厩しており、預託料は4,400円/日（税込）です。
12月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：組)パトリオット