カワキタオルゴ　　牝５歳　　※地方競馬　在籍

父リアルインパクトはディープインパクトの初年度産駒で、新馬勝ちのあと、京王杯2歳S、朝日杯FSと連続でグランプリボスの2着。3歳時のNHKマイルCでもグランプリボスの3着に敗れましたが、続く安田記念では鮮やかに古馬を撃破。史上初の3歳馬による優勝を果たし、G1初勝利を飾りました。その後もマイル前後の重賞で好走を続け、5歳時、6歳時には阪神Cを連覇。7歳時には初の海外となる豪州遠征を敢行し、ジョージライダーSで2度目のG1制覇を果たしました。産駒は2019年にデビューし、早い時期から続々とJRAで勝ち上がり。もみじS、クロッカスSを勝ったラウダシオンが、NHKマイルCにも優勝し、早くもG1ホースが誕生しました。その後もチューリップ賞を勝ったモズメイメイなどの重賞勝ち馬が出ており、地方競馬でも重賞ウイナーが誕生。芝、ダートを問わずにスピード、パワーを生かす産駒が目立っています。

母系を見ますと、母カワキタオルゴは不出走ですが、伯父カワキタシャウトがダート短距離で3勝を挙げるなど、母のきょうだいは3頭がJRAで複数の勝利を挙げています。母のいとこには京阪杯2着のアイラブリリがおり、祖母キャンドルアイスはJRAのダートで新馬勝ちしています。3代母はテレビ東京杯3歳牝馬Sを勝ったブルーベイブルッジという血統で、一族からは北九州記念を勝ったオオミシャダイ、クイーンC2着のグレイスナッキー、7勝を挙げたマルカキセキなど多数のオープン馬が出ています。

本馬は2022年1月8日に中京ダート1200mの3歳新馬戦でデビューし、5番手追走もラストで伸びあぐねて15頭立ての11着。その後もダートで2戦して2桁着順が続き、その後に芝に転じて1秒差以内の競馬もできましたが、5戦0勝で中央の登録は抹消。兵庫県競馬に移籍しました。
移籍初戦は8月。園田1400mのC2二組戦に出走すると、内枠からスムーズな加速を見せてハナを奪い、道中の手応えも余力は十分。4コーナーでスパートすると、直線では一気に後続を引き離し、余裕をもって3馬身差で逃げ切り。いきなり初勝利を挙げています。
その後、C1では3着が最高と少しパンチ不足のところがありましたが、4歳春にC2に戻ると、園田1230m戦を好位追走から押し切って2勝目。やはりC1に上がると苦戦したものの、クラスが下がってからはスピードを生かした本来の走りを見せており、暮れに園田1400mのC3戦を4馬身差で圧勝しています。
勝ち上がったタイミングとなりますが、新馬との入れ替えもあり、今回のオークション出品を決めました。血統通りにいいスピードを秘めた馬ですし、前向きさも失われておらず、まだまだ活躍できる馬だと思います。

【本馬についての現状説明】
ゲートに課題がありましたが、そのあたりを克服し、競馬を使うごとに良くなってきました。勝ったばかりのタイミングで今後も期待ができると思いますし、他場でも問題なく走ってくれると思います。（園田競馬西脇・永島太郎調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※大浦牧場（兵庫県加古川市志方町）に在厩しており、預託料は3,575円/日（税込）です。
1月13日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：川島 和範