リトルパイングッド　　牡７歳　　※地方競馬　在籍

父サウスヴィグラスはJBCスプリントなど重賞8勝。種牡馬としてNAR年度代表馬ラブミーチャンやサブノジュニア、JBCスプリントの覇者コーリンベリー、ジャパンダートダービー優勝馬ヒガシウィルウィンなど、これまで長年に亘って数多くのダート重賞馬を輩出。2015年から7年連続で地方競馬チャンピオンサイアーに輝いています。2018年、惜しまれつつこの世を去りましたが、テイエムサウスダン（根岸S、フェブラリーS2着、交流重賞4勝）やシンシティ（アイビスサマーダッシュ2着）、アティード（ジャニュアリーS）、地方ではベンテンコゾウ（地方重賞8勝）やカプリフレイバー（南関東重賞2勝）、スティールペガサス（門別重賞4勝、北海道スプリントC3着）など、貴重となってきた産駒の活躍はとどまることを知りません。

一方、母系を見ますと、半兄ワークアンドラブは中央で2勝を挙げたのち門別・大井で7勝、重賞のマイルグランプリやサンタアニタTを勝つなど一線で活躍。ハナレイも盛岡の重賞で2着があります。母ハナライは大井で4勝を挙げ、その半弟には全日本2歳優駿2着のスザク。母のいとこにはマーチSなどを勝ったマイネルクロップがおり、祖母のプリモスターは芝のマイル以下で5勝とこちらも優秀です。4代母Stepping HighはメイトロンS2着の活躍馬で、種牡馬として活躍したBuckarooなどの祖となります。

2018年北海道オータムセールにて1296万円で落札。翌2019年12月に川崎競馬よりデビューしました。そのデビュー戦となった川崎・スパーキングデビュー（ダ1400m）では単勝1.4番の圧倒的1番人気に支持された中、好スタートからハナを主張し、主導権を握ると、途中から2番人気のヤマイチサーディンと壮絶な一騎打ちへと展開。2頭鼻づらを並べた状態でゴールを駆け抜けた結果、ハナ差で本馬に軍配が上がりました。

また、3戦目となった2020年2月の浦和・ツインサドル特別（ダ1400m）では、JRA勢が大挙してきた中、やはりスタート直後から出ムチを入れて猛然とハナを奪うと、そのまま一度も先頭を譲ることなく、見事な逃げ切り勝ちで2勝目を獲得しました。その後、B3に格付けされてからも2021年3月の浦和・春光特別（ダ1400m）で3勝目、さらに2022年6月には、B2クラスの川崎・湘南ひらつか七夕まつり記念杯（ダ1600m）で4勝目。2、3、4、5歳と4年連続で勝利を獲得してくれたように、持続的な成長力を発揮しています。ただ、6歳となった昨年は勝利を獲得することができず、今年も先週1月3日の川崎・七福神特別（ダ1400m）に出走しましたが、思うような結果を得ることができませんでした。

そして、所有馬の入替整理の都合があった為、本馬をその対象とし、今回のオークションに出品する運びとなりました。今年で7歳となりましたが、年齢のわりに、キャリアがまだ38戦と浅く、環境や条件を変えて上げれば、以前のように堅実な走りを見せてくれることも十分考えられるでしょう。新天地でもうひと花咲かせることを祈っています。

【本馬についての現状説明】
体調自体は問題ないものの、競馬での内容がパッとしませんね。他場に移れば、環境や条件の変化、また相手関係次第で前進が可能だと思います。持ち前の先行力を活かして、頑張って欲しいですね。（川崎競馬・内田勝義調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
1月13日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：小松 芳子（インボイス登録あり）