ニクソンテソーロ　　牡４歳　　※地方競馬　在籍

本馬は、2022年8月の新潟・芝1800ｍ戦でデビューしました。JRAでは合計6戦し、浦和のダート1400ｍの交流戦4着があるものの、残念ながら勝ち上がることができず、サラブレッドオークションを経て2023年8月に高知競馬場に移籍しました。移籍当初の状態としては、前オーナーのコメント通り、右前脚に触診反応があり、また若干蟻洞の兆候が確認されました。ただし、休養させる程ではなかったため、強い追切りをこなし、転厩約1か月後に出走しました。仕上がり途上で臨んだ初戦は、後方からのスタートとなりましたが、レース中盤から追い上げを開始し、ゴール前では逃げ馬をきっちり捉えて念願の初勝利を挙げました。
一度レースを使った効果が表れたのか、本馬の素質が開花し、11月初旬までに4走（中1週ペース）しましたが、初勝利と合わせて破竹の5連勝を飾ることができました。ただし、中2週で臨んだ11月26日のレースでは1番人気に推されるものの、＋20kgと想定外の馬体増がもろに影響してしまい、残念ながら5着に敗退してしまいました。その後、馬体絞りを強化して臨んだ12月10日のレースでは、思惑通り5馬身差で圧勝することができました。さらに年明け1月7日のレースでも、単勝1.1倍の圧倒的な人気を背負いながら、5馬身差の横綱相撲で圧勝しました。
高知では8戦して7勝をマークしており、今後も大きな期待がかかる本馬ですが、現オーナーの個人的な事情（補欠繰り上がりによる新馬補助金が当たり、購入資金が必要となったこと）から、本馬をやむなく売却することになりました。余談ですが、昨年も同様な事情で1頭売却しましたが、現在も現役で活躍中です。1月7日のレース後の馬体確認では、歩様等を含め特に問題点はありませんでした。強い調教をはさみながら、月2走ペースで出走し、しっかり結果を出してきました。普段から調教の動きも良好で、飼葉食いも問題ありません。今後も即戦力として十分楽しめる1頭と言えるでしょう。4歳の現時点で7勝しているため、南関東の勝利度数による転入条件（4歳6勝以上）を満たしている点、ならびにJRAへの再転入の条件を満たしている点は魅力的といえるでしょう。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします

【本馬についての現状説明】
悪癖もなく、普段から比較的扱いやすく、オンとオフをしっかり使い分けている賢い馬です。レースでは、ゲート入りやスタートも問題なく、普段から飼葉をしっかり食べており、決められた調教をしっかりこなしている優等生です。高知では、まだ底を見せておらず、期待感に溢れます。
入厩当初は球節付近に若干熱感があり、少し気になりましたが、蹄鉄の打ち替えを早めに行うことにより脚元の状態は徐々に落ち着き、前走後も熱感は無く安定した状態にあります。前走時には強い追切りを2本消化しましたが、全く問題なくレースに臨んでいます。蹄についても、入厩当初に比べ良化しており、装蹄時には普通に釘を打つことができています。アドバイスとして、早めに蹄鉄の打ち替えをすることをお勧めします。
前走後の主戦ジョッキーのコメントでは、「騎手の指示通りに動く馬で、まだまだ成長しますよ」と言っていました。レースを使う毎に、レースぶりに磨きがかかっており、まさに好調下のトレードと言えるでしょう。先々がかなり楽しみな1頭です。（高知競馬・田中伸一調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※高知競馬場・田中伸一厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
1月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：蟹江 知彦（インボイス登録あり）