ヘルムシュテット　　牝４歳　　※繁殖牝馬（空胎）

父ジャスタウェイは国内外のG1を3勝。なかでもレコードタイムによる独走劇となったドバイデューティフリーは圧巻で、この勝利により日本調教馬として史上初となる国際クラシフィケイション単独トップに君臨。文字通り“世界一”に輝きました。また種牡馬としても好発進を見せ、2018年ファーストシーズンサイアーチャンピオンの称号を獲得。初年度産駒であるヴェロックス（皐月賞2着、日本ダービー3着、菊花賞3着）やアドマイヤジャスタ（函館記念、ホープフルS2着）、アウィルアウェイ（シルクロードS、スプリンターズS3着）、テオレーマ（JBCレディスクラシックなど交流重賞3勝）、マスターフェンサー（名古屋グランプリなど交流重賞4勝、ベルモントS5着）らがG1戦線を賑わせ、セカンドクロップからはエーポス（フィリーズレビュー）やヴェルテックス（名古屋グランプリ、川崎記念3着）が重賞勝ち。以降もダノンザキッド（ホープフルS、マイルCS2着、香港C2着）やルージュエヴァイユ（エリザベス女王杯2着）、ガストリック（東スポ杯2歳S）、コレペティトール、ヤマニンウルスなど、次々に有力馬を輩出しています。

一方、母系を見ますと、全兄にヴェロックス（皐月賞2着、日本ダービー3着、菊花賞3着）、半姉にセルケト（忘れな草賞2着）、半弟にホウオウプロサンゲ（アイビーS2着）がいる実績十分の活力豊かな血脈。母セルキスは独G2ディアナトライアルの勝ち馬で、母の全姉Steubenも独重賞バーデンヴュルテンベルクトロフィ、アウフギャロップ大賞ともに3着と活躍しました。独リステッドレースを勝った曾祖母Schwarzmeerをはじめとして、ドイツに力強く根付く一族からは重賞やリステッドレースにおける好走馬が次々に誕生しています。また、昨今のトレンドでもあるサンデーサイレンスの3×4クロスが可能な点も繁殖牝馬として大きな魅力のひとつと言えるでしょう。

現役時代は、水沢・千葉幸喜厩舎所属。12月17日に水沢・C2九組(ダート1300ｍ)にデビューし、優勝した後、右前脚の蹄骨々折が判明しました。
ノーザンファーム天栄移動後の獣医師による検査で、改めて右前脚蹄骨々折と診断を受けています。獣医師によると「骨折の程度から約半年間は舎飼で様子をみる必要があります。移動は問題ありません」と話しています。骨折の程度から繁殖牝馬オークションに出品いたします。

右前脚の疾病をよくご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

※2023年12月17日（3歳時）の競走で右前脚蹄骨の骨折を発症しました。

※2021年11月（1歳時）に左後脚の膝にボーンシストを発症しています。

※ノーザンファーム天栄（福島県岩瀬郡天栄村小川字中曽根）に在厩しており、預託料は14,300円/日（税込）です。
1月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：吉田 和美（インボイス登録あり）