オーシャンミノル　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消（未出走）

父スピリッツミノルはディープスカイのセカンドクロップとして2歳7月にデビュー。年末の初勝利から梅花賞、すみれSと3連勝を飾り、クラシック三冠レースにすべてに出走しました。その後は4歳時に京橋特別、比叡Sを快勝、7歳時に大阪城Sを勝って単勝万馬券を演出しJRA通算6勝をマーク。阪神大賞典や鳴尾記念では掲示板を確保するなど、重賞でも健闘をみせての種牡馬入りとなりました。初年度産駒は出品本馬を含む3頭と極めて貴重。そのうちの1頭であるグラティアスミノルは昨秋に中央デビューを果たし、2歳時は3戦すべて5着。先々週の小倉では捲るように2着となり、初勝利が目前にまで迫ってます。

一方、母系は京都4歳特別の勝ち馬タニノモスボローを産んだアベイブリッジを6代母に、カツラギエース（ジャパンC、宝塚記念）やラビットボール（中山牝馬S、京都牝馬特別2着）を産んだタニノベンチャを5代母に持つ、歴史と実績のある一族。祖母セブンシークィーンは中央5勝を挙げた快速馬で、曾祖母ダンツプリンセスはスイートピーSでエガオヲミセテの2着。おじに現在2勝クラスで活躍中のプレジールミノル、近親にメイショウエグル（伏竜S）やプリンスミノル（いわき特別、アレキサンドライトS2着）、ヴィヴィアンエイト（笠松・ラブミーチャン記念など地方重賞2勝）など、活力も十分です。

本馬は、美浦トレセン・中館英二厩舎でのデビューを目指し、北海道の育成牧場より、昨年10月に千葉県内の育成牧場へ移動。長距離輸送の疲れを考慮し、リセットしてから調教を再開しました。
心身ともに成長途上で、馬の状態と気持ちを優先に時間を掛けて体力強化に努めました。角馬場でコンタクトを取りながら段階を踏んで徐々に調教のハードルを上げて行きました。

12月に入ると、角馬場～フラットコースでのキャンターを乗るようになり、現在はフラットコースを使い、休馬日を除き、1F20秒でのキャンター3000mと週1回終い3F15-15を消化しているものの、成長途上でのトモの緩さが残り、それ以上のペースアップに対応できる状態ではなく、調教時に前進気勢は見られるものの、前輪駆動で走っているため、走りのバランスが良くない様子です。

そのため、本馬の成長過程と調教の進捗状況を踏まえて今後について検討した結果、デビューを目指して仕上げて行くには時間を要すと思い、この機会に出品させていただきます。時間に捉われずに調教を進めて行ければ、本馬の埋もれている素質もやがて開花する時がくると思います。ご検討をよろしくお願いいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
お預かりした当初は、華奢な感じで競馬に使うのはどうかと思いました。それでも調教を積んできて、ようやく見た目には良くなりつつあります。ただトモの緩さは相変わらずで、正直言って中央では厳しいと思います。トモがパンとすれば変わりそうな感じは伺えます。（ジョイナスファーム・稲村氏）


※本馬の測尺は体高157㎝、胸囲184㎝、管囲22㎝、馬体重は475kg（1月23日現在）です。

※ジョイナスファーム（茨城県香取市福田）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
1月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：吉岡 輝美（インボイス登録あり）