ハチャトリアン　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父レッドファルクスは5歳春までは芝で2勝、ダートで4勝と二刀流の活躍を見せましたが、6勝目となる欅Sでオープン初勝利を飾り、続くCBC賞で重賞初制覇を飾ると、以降は芝の名スプリンターとして飛躍を遂げます。秋のスプリンターズSでG1馬の仲間入りを果たし、翌春は京王杯SCを制しつつ高松宮記念、安田記念ともに3着と大舞台で存在感をアピール。秋のスプリンターズSで史上3頭目の連覇を達成し、JRA賞最優秀短距離馬のタイトルを手にしました。翌年の阪神C8着を最後に種牡馬入りし、1年目に132頭、2年目にも117頭と交配する人気ぶり。2022年夏の福島芝1200mで新馬勝ちした初年度産駒のナックブレイブが2戦目のすずらん賞でも2着とスピードを発揮すれば、シルバープリペットは新潟芝2000m、2400mで連勝、リバートゥルーは東京ダートで3勝、ペンティメントは中山ダートで3勝など、“二刀流”の父さながら産駒は守備範囲の広さも魅力となっています。

母系に関しては、伯父にマイネルメダリスト（目黒記念）がいる他、近親にタマモイナズマ（ダイヤモンドS）、タマモヒビキ（小倉大賞典）がいます。母スクリーンデビューは名古屋6勝、笠松2勝。初子で現4歳の半姉メイジョウサンダーは不出走です。

2022年の北海道サマーセール出身（1012万円）の本馬は、2023年10月1日の阪神芝2000mでデビュー。立ち遅れて9頭立ての最後方を追走すると、向こう正面半ばから追っ付けどおしとなり、最終的に勝ち馬から5秒2差の最下位に敗れてしまいます。次走は条件を替え、連闘で京都ダート1800m戦へ。五分のスタートから16頭立ての中団を追走し、向こう正面で3番手まで押し上げましたが、勝負どころでペースに対応し切れず、最終的に4秒7差の13着に敗れます。3カ月あけて3歳を迎えての京都ダート1900m戦も12着と大きな進境は見られず、次戦は先週1月20日の京都ダート1800m戦。12頭立ての後方3番手から伸び切れず、3秒3差の10着に終わっています。

使いつつ変わり身を見せてくれていますが、まだまだ心身ともに成長途上で、時間がかかりそうな印象です。地方で力をつけての前進に期待しています。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,680円/日（税込）です。
1月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：幅田 昌伸（インボイス登録あり）