カナアミデスマッチ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

同馬の父ビッグアーサーは、既走馬相手の未勝利戦でデビュー勝ちを決めると、そこから5連勝でオープン入り。オープン入り後の重賞戦線でも堅実な走りを見せ、5歳時の高松宮記念で待望の初G１勝制覇を成し遂げます。その後はセントウルステークスを勝ち、6歳時のスプリンターズステークスを最後に種牡馬入りとなりました。初年度産駒からはトウシンマカオが京阪杯を連覇し、2世代目も函館2歳ステークスを制したブトンドールや、リステッドやオープンレースを計4勝中のビッグシーザーを排出。３世代目からもビッグドリームがオープン入りを決め、父と同様にスピード能力に優れた産駒が多いのが特徴です。一方で、ダート戦でもグットディールがオープン特別の昇竜ステークスで3着に入り、さらには地方競馬でも重賞好走馬が出てきていることからも、スピードとパワーを兼ね備えた優良な種牡馬と言えると思います。一方で同馬の母アドマイヤインディはJRAで２勝したのちに高知競馬へ移籍し、高知競馬に所属しながら船橋・クイーン賞で3着、大井・TCK女王杯で4着に入線するなど、交流ダート重賞で一線級の活躍を残しました。繁殖成績では、3番仔のユイノシワザが中山・ダ１８００ｍ戦でデビュー勝ちを決め、その他の産駒も地方競馬ながら全て勝ち上がり、堅実な繁殖成績を残しています。このような血統背景を持つのが、今回出品させて頂く、カナアミデスマッチ号になります。

遅生まれの同馬ですが、育成はスムーズに進み、2023年7月の福島・芝1200ｍ戦で早々にデビューを果たします。センス良く好位からレースを進めると、そのまま終いまでしっかりと走り切り、3着に入る上々の走りを披露。2戦目の新潟・直線芝1000ｍ戦では、後方からの競馬となりますが、鋭く脚を伸ばしてコンマ2秒差の3着に入線し、2戦連続で複勝圏内に入る走りを見せてくれました。一息入れた後の3戦目、新潟・直線芝1000ｍ戦では、７着と着順を落としましたが、重い馬場に苦しみながらもコンマ5秒差に踏ん張りました。再度一息入れた後、1/14、1/20に小倉・芝1200ｍ戦へ出走致しましたが、ともに多頭数の外枠からの発走という事で、上位に食い込むことは出来ませんでした。これまでの成績、走りの内容を考慮して同馬の今後のことについて検討した結果、今回のオークションに出品させて頂く運びとなりました。魅力的なポイントとしては、南関東競馬に転入出来る点が上げられると思います。また、ダートはまだ試しておりませんが、同馬の血統背景からは、ダートをこなせても何ら不思議はないと思います。直近の2戦も枠が悪かっただけで、走りの内容からは好枠であればという走りでした。遅生まれですので、ここからの成長も期待できますし、まだ明け3歳の若い馬という事で、出走回数も少なく使い減りしていません。連闘に耐えられる丈夫さもありますし、新しい環境で条件が合えば、その才能が開花しても不思議はないと思います。その他気になる疾病や悪癖は特にございませんが、記載事項に関するキャンセルには応じられません。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※NSR（茨城県牛久市奥原町・リトルブルーファーム内）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
1月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：由井 健太郎（インボイス登録あり）