ネイキッドハート　　牝５歳　　※中央競馬　登録抹消

父のモーリスはスクリーンヒーローの産駒で、4歳になり本格化。安田記念、マイルCSと古馬マイルGⅠの春秋制覇を果たすと、暮れの香港マイルも制してこの年の年度代表馬に選出されました。5歳時も香港・チャンピオンズマイル、天皇賞（秋）、香港CとGⅠを3勝。2017年から種牡馬入りしスプリンターズＳ勝ちのピクシーナイト、エリザベス女王杯優勝のジェラルディーナ、そして大阪杯を逃げ切ったジャックドールとすでに3頭のＧⅠウイナーを輩出しており、初年度産駒が4歳となった2022年からは種牡馬リーディングでベスト10入り果たしています。またシャトル先のオーストラリアでの産駒ヒトツがオーストラリアンダービーなどＧⅠ3勝をあげるなど、人気種牡馬の1頭となっています。

母系に目を移しますと、母のストロベリーズはＪＲＡで1勝。本馬のふたつ下の半弟パワーホールは昨年の札幌2歳Ｓで2着に入っています。伯母にフローラＳ勝ち馬のミッドサマーフェア、叔母にはターコイズＳ勝ちのフィアスプライドや秋華賞3着のソフトフルートがいます。3代母のストームソングはフリゼットＳ、ＢＣジュヴェナイルフィリーズと米ＧⅠを2勝しエクリプス賞２歳牝馬チャンピオンに選出。同馬からは米ＧⅠウッドメモリアルＳ２着馬のトロージャンネイションや、愛セントレンジャー2勝と英アスコットゴールドＣを制し2016年の凱旋門賞で3着に入ったオーダーオブセントジョージなどが出ており、活躍馬多数の活力あるファミリーといえます。

本馬は2021年9月4日の札幌芝1500m新馬戦でデビューし10着。2戦目も10着敗退でしたが、初ダートとなった3戦目の福島1700m戦で5着に入りました。4戦目は最後の直線で前が詰まってしまい12着に敗れたものの、5戦目の函館芝1200m戦ではインの3番手追走から直線で抜け出して初勝利をあげています。
1勝クラスでは芝1200mを2戦使われるも9着、13着。その後小倉でダート1000m戦に出走も不良馬場で流れに乗れず11着敗退。昇級5戦目の函館芝1200m戦で5着に入ったのが最高着順で、札幌芝1200m戦8着、新潟直線競馬16着、福島芝1200m戦13着と、近走は苦戦が続いていました。
そして今年初出走となった2月1日の川崎1600mの交流戦では好位追走も3コーナー手前あたりから失速し、1着馬から7秒差の11着入線でした。
初勝利がそうであったようにスムーズな競馬なら能力を遺憾なく発揮できるものの、自分のリズムで走れないと脆いところがあります。現状JRAのレースでは条件的に使い辛く、心機一転して地方競馬のレースで戦うほうがこの馬にとっていいと判断し、今回オークション出品の運びとなりました。
近2走のダート戦は二桁着順でしたが、これは適性よりも気性が出たもの。数を使ってこなかったため好結果は出ていないものの、未勝利戦で5着に入ったようにダートでの走りそのものは悪くありません。また函館戦での勝利経験から、輸送競馬よりは滞在競馬のほうが向くタイプと思われます。地方でスムーズな競馬ができれば、変わる余地が十分あるのではないでしょうか。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
2月10日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：スリースターズレーシング