カメハメハタイム　　セン５歳　　※中央競馬　登録抹消

父のドゥラメンテはキングカメハメハの仔で母アドマイヤグルーヴ、2代母エアグルーヴ、3代母ダイナカールと3世代でGⅠ制覇の名門ファミリーとのカップリングから誕生。2015年の皐月賞、ダービーに二冠を制し、翌年のドバイシーマクラシックでも2着に入りました。2017年から種牡馬入りすると、初年度産駒のタイトルホルダーが菊花賞、天皇賞（春）、宝塚記念に優勝。その後も牝馬二冠制覇のスターズオンアースや史上7頭目の牝馬三冠馬リバティアイランドなど現在までに6頭のGⅠウイナーを輩出。残念ながら2021年夏に早逝しましたが、4世代目がデビューした2023年にはリーディングサイアーに輝いています。産駒は芝のクラシックディスタンスを得意としていますが、ダート交流GⅠでも2頭の勝ち馬が出ています。

いっぽう母のレツィーナはJRAのダート戦で4勝。本馬のきょうだいには札幌日経オープンに勝ちアルゼンチン共和国杯で2着に入ったハーツイストワール、オープンの鳳雛S勝ち馬ハーベストムーン、青葉賞3着馬ヴェラヴァルスター、ダート1200m戦で5勝をあげオープン入りを果たしたアシャカダイキなどがいます。また叔母のユニティはエーデルワイス賞3着、その娘で従姉妹にあたるサムライドライブは東海地区で16勝をあげました。また4代母Ellie Miloveからは米GⅠキングズビショップSの勝ち馬Gygistarなどの活躍馬が輩出されています。

本馬はセレクトセール1歳セッションで8360万円にて落札されています。順調に乗りこまれ、2歳6月の東京芝1800mでデビューすると4着。余談ですがこの時の1着馬は後の皐月賞馬ジオグリフで、3着馬は後の菊花賞馬アスクビクターモアでした。中2週で福島芝1800m戦へ向かうと1番人気に推され、好位追走から直線ではインから前を行く馬を交わして1馬身1/4差をつけて初勝利をあげています。
昇級初戦の百日草特別では4着に入りましたが、以降は掲示板に載れず3歳時は5戦して函館・北斗特別での6着が最先着。4歳時は二けた着順が3戦続き、去勢手術と放牧での立て直し後に美浦から栗東への転厩が行われています。
もっともその後も11着、8着、8着と成績は伸び悩み、昨年10月29日の新潟芝1400m戦10着後からは障害転向を目指しましたが、12月末に受験した障害試験に不合格。さらに今年2月1日に2度目の受験に臨んだものの再度不合格となりました。試験後に厩舎に戻ると内因性の鼻出血を発症。今後の調整に時間を要することから、このタイミングでのオークション出品となりました。
好メンバーの新馬戦で4着に入り、2戦目で勝ち上がったように素質は確か。主に芝を使われた1勝クラスでは成績が頭打ちとなっていますが、環境を変えるとともに地方ダート戦に慣れれば変わってくると考えています。

なお、現在以下の状態が見受けられます。
・右トモ飛端少し腫れ
・全身皮膚病

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※2023年3月2日（4歳時）に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,680円/日（税込）です。
2月10日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) スリーエイチレーシング（インボイス登録あり）