カレンチャンキー　　牝４歳　　※中央競馬　登録抹消

父アスカクリチャンは初勝利までに11戦を要するなどデビュー当初は目立つ存在ではありませんでしたが、古馬になってから力をつけ、4歳時に4勝を挙げてオープン入り。5歳時の七夕賞で重賞初勝利を飾りました。翌年にはアルゼンチン共和国杯で2度目のタイトルを獲得しています。7歳時も現役を続けましたが、18着に終わった天皇賞・秋のレース中に繋靭帯を断裂し、競走能力を喪失。引退、種牡馬入りしています。産駒のデビューは2019年。血統登録された産駒は毎年10頭未満で、決して多くはありませんが、JRAでは4頭が勝ち上がり、クリノドラゴンは浦和記念に優勝しました。地方競馬でも数多く勝ち上がっており、短距離戦での活躍も目立っています。

母系に関しては、祖母タシロスプリングがファンタジーS優勝馬で、近親にオーキッドロマンス（カンナS、京王杯2歳S3着）、ジュニパーベリー（カーバンクルS2着）がいます。母カレンコティヤールはJRAダート3勝。きょうだいは半姉カレンリズがJRAダート2勝、高知5勝、カレンラファータがJRAダート1勝、高知1勝と、3頭中2頭が勝ち上がっています。

本馬は、2022年12月24日の阪神芝1800mでデビュー。18頭立ての2番手から粘りを欠き、勝ち馬から2秒8差の最下位に敗れてしまいましたが、2カ月後に距離を短縮して小倉芝1200m戦に臨むと、18頭立ての好位で進めて0秒9差の10着と進境をうかがわせます。次戦からはダートに転じ、2カ月あけての新潟ダート1200m戦は、15頭立ての2番手から粘って0秒3差の2着に好走。中1週の同舞台では立ち上がるようにスタートして15頭立ての中団後方追走となり、直線で伸びを欠いて1秒5差の10着に敗れましたが、約2カ月後の中京ダート1200m戦では先手を取り、0秒4差の2着に好走します。未勝利戦の終わりも近づいてきた8月、中2週で新潟ダート1200m戦に臨むと、最内枠から押して先手を取り、直線も二枚腰を発揮して0秒2差で待望の初勝利を手にしました。昇級戦は12月の中京ダート1200m戦で、12頭立ての2番手から粘り切れず、1秒8差の9着。中3週の前走は今年1月7日の京都ダート1200m戦で、16頭立ての2番手から粘りを欠き、1秒1差の6着に終わっています。

前走後は権利を外したこともあり放牧で調整していました。帰厩へ向けて調教を進めていましたが、やはり権利を外すと順調に使えない面があり、このタイミングでオークション出品となります。リズム良く行ければ走れますが、もまれ弱い面がネックです。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※吉澤ステーブルWEST（滋賀県甲賀市信楽町小川出）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
2月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：鈴木 隆司（インボイス登録あり）