ジェイエルフラッグ　　牝８歳　　※中央競馬　登録抹消

父タイムパラドックスは3歳3月の遅いデビューでしたが、新馬、500万下を連勝し、青葉賞に挑戦。ここでは11着に終わりましたが、休養を挟んで4歳秋以降にメキメキと力をつけていきました。6歳1月の平安Sで重賞初制覇を飾ると、その後もタイトルを積み重ね、秋のジャパンCダートでアドマイヤドン以下を下してG1初制覇。翌年は川崎記念、帝王賞、JBCクラシックと大レースを立て続けに制覇。8歳時にもJBCクラシックを制覇するなど、息の長い活躍を見せた名馬です。産駒も圧倒的にダートでの活躍馬が多く、南関東の名マイラーだったソルテ(さきたま杯など)や、トウケイタイガー(かきつばた記念)といった交流重賞の勝ち馬を輩出。また、オウマタイム(鎌倉記念、京浜盃)、ドラゴンエアル(報知オールスターC、瑞穂賞、ダービーグランプリ)、セルサス(ハイセイコー記念)といった地方競馬の重賞勝ち馬も多数送り出しており、2015年には地方競馬のリーディングサイアーランキングで4位となっています。

母系を見ますと、半兄ジェイエルスピードはJRAのダートで1勝。半妹のジェイエルエースは同2勝を挙げ、半姉のホウライマリーン、ホウライショコラは名古屋の重賞で好走しています。母ホウライビクトリアも名古屋で1勝を挙げ、その半妹には小倉2歳S、デイリー杯2歳Sを勝ったホウライアキコという血統です。溯れば、4代母カトペトルは英ダービー馬を勝ち日本で種牡馬入りしたセクレトの全妹にあたり、一族からは障害重賞で活躍したロードプリヴェイルなども出ている優秀なファミリーです。

本馬は2019年1月20日に中山ダート1200mの3歳未勝利戦でデビュー。後方から脚を使えずに16頭立ての14着に終わりましたが、2戦目の浦和1400mの交流競走では好位で流れに乗り、現在はオープンで活躍するホープフルサインから0秒2差の3着と変わり身を見せました。
その後もダート路線を歩み、4戦目の中山1200m戦では0秒3差3着。続く東京1400m戦では、中団から鋭く伸びて余裕をもって差し切り、2馬身差で完勝。メンバー2位タイの上がりタイムをマークし、上位人気馬を突き放しました。
1勝クラスに上がってからは大きな着順を取ることも増えてしまいましたが、脚をためていく競馬で流れが向いたときには1秒差以内の競馬もできており、4歳10月の東京1600m戦では0秒5差4着。5歳3月の中京1800m戦では前の2頭からは離されたものの3着を確保しています。
その後も適度に休養を挟みながらコンスタントに競馬を使えており、昨年は5月の新潟1800m戦、7月の福島1700m戦で5着と掲示板。今年1月の中山1800m戦ではメンバー2位の上がりタイムをマークして7着ながら0秒4差に食い込んでいます。
8歳の牝馬で、さすがに大きな上積みは見込めませんが、まだまだやれるだけの脚力は秘めていますし、環境を変えて相手関係が楽になれば十分にチャンスがあると思います。新天地での活躍を期待しております。
なお、両後肢がクモズレしやすく、傷が残っている状態ですが、そのままを競馬を使ってきました。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※松風馬事センター（茨城県稲敷郡美浦村受領）に在厩しており、預託料は8,250円/日（税込）です。
2月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：橋元 幸人（インボイス登録あり）