アートムーブメント　　牝７歳　　※地方競馬　在籍

父クロフネは米国産で、クラシックが外国産馬に門戸開放された2001年にNHKマイルCを制して日本ダービーに挑みましたが、ジャングルポケットの5着に敗れました。秋も芝路線を継続する予定でしたが、天皇賞・秋への出走が叶わないことから、初ダートとなる武蔵野Sに出走すると、1分33秒3という芝並みのタイムで9馬身差の圧勝。続くジャパンCダートでも7馬身差で優勝しました。この一戦を最後に故障のため引退、種牡馬入り。産駒も芝、ダートの双方で活躍しており、フサイチリシャール（朝日杯FS）、スリープレスナイト(スプリンターズS)、カレンチャン(スプリンターズS、高松宮記念)、ホエールキャプチャ(ヴィクトリアマイル)、クラリティスカイ(NHKマイルC)、アエロリット(NHKマイルC)、ホワイトフーガ(JBCレディスクラシック)といったG1馬を輩出。白毛のソダシもG1を3勝する活躍を見せています。今後は母の父としても注目を集めそうです。

母系を見ますと、母インプレショニストはJRAの芝で勝ち上がり、1勝クラスでも複数の連対。半弟のワーイズオーバーは兵庫で8勝を挙げ活躍しており、半妹のアモールファティも兵庫で2勝を挙げています。母のいとこには米G1ラフィアンHなどを制したスウィフトデンバーがおり、近親にはサンタアニタオークスなどを制したタービュレントディセントなどの一流馬が名を連ね、3代母ゴージャスは米G1を3勝した名牝。一族には欧米の重賞勝ち馬が多数名を連ねる名門となっています。

本馬は2019年7月17日に船橋1000mの新馬戦でデビューし2着。その後、3着を挟み、3戦目の1200m戦で2番手から抜け出し、初勝利を挙げています。その2戦後には1500mの特別戦を2馬身差で完勝。メンバー最速の上りタイムをマークして差し切りました。
その後は重賞にもチャレンジし、川崎のローレル賞で8着、大井の東京プリンセス賞では2冠牝馬アクアリーヴルから1秒8差の7着。さすがに壁は厚かったのですが、秋には川崎のロジータ記念で4着と掲示板も確保しました。
年末年始は船橋1500mのB2B3特別戦で連勝を果たし、秋には川崎1500mのB1B2特別戦も勝利。軌道に乗った印象もありましたが、5歳以降は連対や掲示板があるものの、勝ち切ることはできず、6歳春に高知に移籍しています。
移籍直後はなかなか結果が出ませんでしたが、夏以降に成績がまとまりだし、8月に1300mのC2戦で高知での初勝利を挙げています。ただ、その後はC1で3着が1回あるのみ。やや頭打ち感があることから、このタイミングでオークション出品を決めました。
7歳の牝馬となりましたが、流れさえ向けばメンバー上位の上りタイムをマークして差を詰めることができており、相手関係ひとつではまだまだやれそうな力があります。戦力としてはもちろん、優秀な牝系のクロフネ産駒ですし、繁殖としても価値があるのではないでしょうか。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
昨年12月31日は寝違えのため、今年2月7日は感冒のため出走を取り消しています。寒い時期は体に硬さがあり、動きからも割り引きが必要で、力を出し切れていない印象があります。（高知競馬・松木啓助調教師）


※2024年2月7日の競走にて、感冒のため出走取消となっています。

※2023年12月31日の競走にて、右肩跛行のため出走取消となっています。

※2021年6月22日の競走中に馬体故障（右後肢跛行）のため、競走を中止しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※高知競馬場・松木啓助厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
2月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：織田 好和（インボイス登録あり）