ユイノパチョレック　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父バトルプランの重賞タイトルは、ニューオーリンズＨ(G2)のみでしたが、米最優秀2歳牝馬Flandersを母に、米最優秀3歳牝馬Surfsideを姉に持つ素晴らしい血統背景から、現役を引退後は日本にて種牡馬入りします。中央においては、サウジアラビアロイヤルC、東スポ杯2歳Sを制したブレスジャーニーや、アイビスサマーダッシュを制したライオンボス等の産駒が活躍。地方では、南関東の重賞を4つ制して種牡馬入りしたモジアナフレイバーや、昨年の高知優駿を筆頭に7つの高知重賞を制しているユメノホノオ等が活躍し、様々なフィールドで活躍馬を送り出しています。

一方で同馬の母、ミサコの現役時代を見ると、中央においての最高着順は3着に終わりましたが、一時在籍した岩手競馬では2戦2勝と他馬を寄せ付けない圧倒的なパフォーマンスを披露。牝系を遡ると、JRA重賞を5つ制し、現役を引退後はオーストラリアで種牡馬入りしたダイアトニックの名前が確認できます。
このような血統背景を持つのが、今回出品させて頂く、ユイノパチョレック号になります。

同馬の育成、調教はスムーズに進み、軽いフットワークを見せていたことから、2023年9月の阪神・芝1200ｍ戦でデビュー。中団からレースを進めると、そのまま渋太く脚を伸ばして7着に。ダート戦に矛先を向けた2戦目の東京・ダ1400ｍ戦では、先団からそのまま脚を伸ばして5着に入り、3戦目の東京・ダ1400ｍ戦でも2戦目と同じような内容で5着に入り、2戦連続で掲示板を確保してくれました。4戦目の東京・ダ1400ｍ戦では、連戦の影響か良いところがなく9着に終わりましたので、4戦目の後はリフレッシュ休養に入ります。2024年2月の東京･ダ1600ｍで復帰すると、中団後方から渋太く脚を伸ばして掲示板まであと一歩の6着に終わり、中2週で臨んだ中山･ダ1800ｍ戦では、中団からレースを進めるも、直線で伸びを欠いたことから、これまでの成績、走りの内容を考慮して同馬の今後のことについて検討した結果、今回のオークションに出品させて頂く運びとなりました。
南関東競馬に転入出来る点や、6戦して二桁着順に終わった1度だけという堅実さが魅力の1頭だと思います。唯一の二桁着順に終わったレースでは、結果的に距離が長かったのが敗因だと思われますので、適距離に戻ればこのようなことはないと思われます。美浦でのウッドチップコースでの追い切りにおいて、以前は終いが12秒前後だったのが、リフレッシュ休養明けから11秒台を出せるようになっているのは、同馬自身がしっかりと成長してきている証拠だと思います。力強い馬体を有していることから、地方競馬の馬場にも十分対応出来そうですし、休養明けから2戦しかしていないことからも、即戦力としてお考え頂いて差支えないと思われます。まだ明け3歳の若い馬ですし、新しい環境で条件が合えば、その才能が開花しても不思議はないと思います。その他気になる疾病や悪癖は特にございませんし、『扱いやすい馬です』と師は話されておりました。記載事項に関するキャンセルには応じられず、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※NSR（茨城県牛久市奥原町・リトルブルーファーム内）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
3月2日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：由井 健太郎（インボイス登録あり）