フィクストスター(FR)　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

フィクストスター (FR) をご紹介いたします。

父はIffraaj (GB) です。現役時は芝の短距離前線で活躍し、レノックスS (G2) を優勝、英パークS (G2) を連覇、さらにジュライC (G1) では２着に入着するなど、素晴らしい成績を残して種牡馬入りを果たします。産駒からはこれまでに10頭以上のG1勝ち馬が輩出しており、なかでもジャンリュクラガルデール賞 (G1) 勝ち馬のWootton Bassett (GB) は種牡馬としてもG1勝ち馬を輩出しており、その高いスピード能力を後世に伝えています。

本馬の母ナシーラー (GB) は独・芝1400mのリステッドレースを制した実績馬。またルネサンスS (G3) を制した３代母Beauty Bright (IRE) からは、ロイヤルロッジS (G2) 3着のIberia (IRE)、さらにそのファミリーにはパラダイスS (L) 勝ち馬のビューティフルデイ、キャピタルS (L) 2着のトラインらが名を連ねており、本馬はコンスタントに活躍馬が輩出する、実績のあるファミリー出身となっております。

本馬は2023年8月13日、新潟・芝1800m戦にてデビューを迎えました。抜群のスタートを決め、すんなりと隊列３番手のポジションをキープ。そのまま直線を迎え、前を捕まえようと末脚を伸ばしますが残り200mのところで決めて比べに屈し、９着でゴール。しかし、勝ち馬のライトバックは後にエルフィンS (L) を制しており、その差は1.2秒差であったことを考慮すれば、まずまずの内容でデビュー戦を終えています。

その後ダート戦を２度消化するも、９月16日の中山・ダート1800m戦では４番手を先行するも、距離が合わなかったのか３コーナーを過ぎたあたりからのペースアップに対応できずに4.7秒差の9着。11月26日の東京・ダート1400m戦では終始隊列のインで窮屈な競馬を強いられ、持ち味を活かせぬままに3.1秒差の13着と不本意な競馬が続いた本馬でしたが、間隔を空けて出走した2024年２月24日の小倉・芝1200m戦では重馬場のコンディションの中、11番手からしぶとく末脚を伸ばし、勝ち馬とは1秒差の９着と進境を示しました。

この度、早期のJRA競走における勝ち上がりは厳しいとの判断に至り、上場の運びになりました。これまでにコンスタントにレースに出走出来ており、キャリアは未だ、4戦と精神的にも肉体的にも未熟さを残す現状です。最終出走時の馬体重は506キロと雄大な馬格の持ち主ですので、新天地で更なる鍛錬を積み、素質を開花させて欲しいと願うばかりです。

なお、本馬は常時ではありませんが、時折馬房内でのさく癖が確認されています。

何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※松風馬事センター（茨城県稲敷郡美浦村受領）に在厩しており、預託料は8,250円/日（税込）です。
3月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)（インボイス登録あり）