モズクマチー　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のグランプリボスはサクラバクシンオー×母父サンデーサイレンスの配合から誕生し、2歳時に京王杯2歳Sと朝日杯FSを連勝して最優秀2歳牡馬に選出。3歳時にはNHKマイルCに優勝し、2つ目のGⅠタイトルを手にしました。古馬になってからはマイルGⅠで３度の２着惜敗があり、6歳暮れの香港マイル3着をもって引退種牡馬入りしています。産駒はモズナガレボシが小倉記念を制し、モズミギカタアガリが交流重賞のエーデルワイス賞に勝利。また岩手ダービー馬リュウノシンゲンが地方重賞を12勝したのをはじめ、これまでに6頭の地方競馬重賞ウイナーが誕生しており、ダートを得意とする産駒が目立ちます。

いっぽう母系を見ますと、エーピーインディ系のバーナーディニの直仔である母のモズキンメダリストは本邦で3戦未勝利。きょうだいは全姉のモズゴールドメダルがJRA1勝後に高知で3勝、また全兄モズキラーも名古屋で1勝をあげています。2代母のIndulgenceは米G1プリンセスルーニーHの3着馬で、母の従姉妹にあたるPaige Anneも米G1クレメントLハーシュSで3着に入っています。4代母のラビアデラは米重賞2勝馬で、一族からは米G2カナディアンHの勝ち馬ディアデラをはじめ重賞戦線での活躍馬が多数輩出されています。

本馬は2024年1月21日の京都ダート1800m戦でデビュー。1コーナーでは逃げ馬の外2番手につけたものの、その後は少しずつ位置取りが下がります。3コーナー過ぎからは手応えが怪しくなり、勝ち馬から6秒3差の12着に敗れています。
2戦目は2月24日の小倉ダート1700m戦で、外枠から先行集団の後ろにつけますが3コーナー手前から流れについていけなくなり、1着馬からは9秒3離された16着でのゴールでした。
2戦ともに脚抜きのいいダートとあってペースが速く流れたものの、レース半ばで位置取りを悪くなってしまいました。現状は心身ともに成長途上であり、JRAでのレースではスピード不足が否めません。立て直すには時間もかかると判断し、このタイミングでのオークション出品へと至りました。
環境を変えてリスタートし、きょうだい同様に地方競馬を使いつつ変わり身を待つのがこの馬のためにも良いと考えています。

なお、現在体に皮膚病が見受けられます。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※JRAの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限(2024年4月24日まで平地競走に出走できない)」を受けています。(2回目)
　　　2024年2月24日（土）　2回小倉5日　1R　3歳未勝利　　ダ1700m（重）
　　　結果16着　　タイム1:53.7（1着馬からのタイム差9.3秒、5着馬からのタイム差6.5秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,680円/日（税込）です。
3月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) キャピタル・システム（インボイス登録あり）