アポロミラクル　　牡６歳　　※地方競馬　在籍

父アポロキングダムは米国産で、外国産馬として日本で走り、戦績としては未勝利、500万下の2勝で終わりましたが、日本では珍しいLemon Drop Kidの直子という血統も評価されて種牡馬入りしました。種付け頭数は決して多くありませんでしたが、初年度からアポロアリーナがJRAで新馬勝ちするなど結果を出し、同じく初年度産駒のアポロマーベリックは中山グランドJ、中山大障害に優勝と障害の頂点に立ちました。その後もカンナSを勝ったアポロスターズなどの活躍馬も送り出し、種付け頭数も徐々に増加。2014年には72頭と交配しています。アポロビビがダートでオープン勝ちを果たすなど勝ち鞍は芝よりもダートが多く、短距離から中距離まで幅広く対応。地方競馬の重賞好走馬も送り出しています。

母系を見ますと、半兄ココロノイコロがJRAのダート短距離で2勝。その他のきょうだいは4頭が地方競馬で勝ち上がっています。母コペノイコロは不出走ですが、伯父サクラビジェイがJRAのダートで5勝を挙げてオープン入りするなど、母のきょうだいは中央、地方で多くの白星を挙げており、祖母コペルティーナもJRA6勝の一流馬です。さらに溯れば、5代母ヒロノダイコクは京牝馬特別や京阪杯を勝った活躍馬で、その子孫は中央、地方を問わず多くの白星をマークしています。

本馬は2020年8月16日に新潟芝1800mの新馬戦でデビュー。中団からメンバー最速の上がりタイムをマークして追い上げ0秒6差の6着と脚を見せました。すると、2戦目の中山芝2000m戦、3戦目の東京芝1800m戦で連続2着。勝ち上がりは時間の問題かと思われましたが、その後も2、3着はあるもののワンパンチ足りない競馬が続き、ようやく初勝利を挙げたのは3歳6月。東京ダート2100m戦で早め先頭から押し切りました。
これでひと息入れ、秋に復帰すると、4カ月ぶりの実戦だった新潟ダート1800m戦を逃げ切って連勝。次戦から連勝し、現在は3勝クラスに在籍するラズルダズルの追い上げをしのぎ、3着以下はさらに3馬身突き放す上々の内容でした。
ところが、2勝クラスに上がってからは思うような走りができておらず、5戦して4戦が2桁着順という内容。クラスの壁が感じられたこともあり、中央の登録は抹消して4歳秋に大井に移籍しています。
移籍初戦となった1800mのB2B3特別戦では5着。3戦目には1650mのB2特別で4着と、ラストに脚を使って差を詰める競馬を見せました。このまま慣れてくればチャンスは十分にあるかと思われましたが、その後も掲示板には上がれるものの、勝ち負けには持ち込めない競馬が続いたため、今回のオークション出品を決めました。馬格のある馬で、確実に脚は使ってくれますし、相手関係が変われば十分に戦力になってくれるのではないでしょうか。

なお、現在右後肢に外傷が見受けられます。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
前走もハナを切って自分の競馬はできました。きっかけさえつかめば、変わってくる余地がある馬だと思います。（大井競馬小林・福田真広調教師）


※2021年3月下旬（3歳時）右後副管骨の骨折を発症しています。（手術せず1ヵ月程度休養）

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
3月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：加藤 剛也