レディエンフェイス　　牝４歳　　※繁殖牝馬（空胎）

父ハーツクライは国内で唯一ディープインパクトに土をつけた有馬記念、ノーステッキで後続を突き放したドバイシーマクラシックと国内外のG1を2勝。種牡馬入り後は日本が誇るトップサイアーの一頭として、ワンアンドオンリー（日本ダービー）やジャスタウェイ（ドバイデューティフリーなどG1・3勝）、リスグラシュー（有馬記念、WSコックスプレイトなどG1・4勝）、スワーヴリチャード（ジャパンC、大阪杯）、シュヴァルグラン（ジャパンC）、Yoshida（ウッドワードSなど米G1・2勝）、アドマイヤラクティ（MRCコールフィールドC）、ヌーヴォレコルト（オークス）、サリオス（朝日杯フューチュリティS）など、世界を舞台に活躍するG1ホースを続々と輩出。現役馬では日本ダービーなどG1・3勝のドウデュースや、英セントレジャーの覇者Continuousを筆頭に、ノットゥルノ（ジャパンダートダービー）やヒシイグアス（重賞3勝、香港C2着、宝塚記念2着）、ダノンベルーガ（共同通信杯、ドバイターフ2着、天皇賞・秋3着）、ハーパー（クイーンC、オークス2着）らが躍動しています。

一方、母系は米G2ランダルースS の勝ち馬Starry Iceや米重賞3着Champ's Starらを産んだForumstarを4代母に持つ、北米由来の優秀なファミリー。曾祖母、祖母、母のいずれもアメリカで3勝以上を収めており、なかでも母マイハッピーフェイスは米重賞を制し、米G1フリゼットS、米G1CCAオークスともに2着の実績馬。半姉My Happy Placeはアメリカで、半兄ネイチャーセラピーは2戦目の新潟ダート1800ｍで勝利を収めており、近親馬たちは北米を中心に堅実な走りで勝ち星を量産しています。

本馬は、2023年9月のサラブレッドオークションにて鼻出血が原因で繁殖として出品されていたのを購入後、後々の繁殖入り予定ではありましたが、その前に競走馬として走らせようと試みました。しかし高知競馬場へ輸送時に輸送熱を出し、こじらせて軽い肺炎を発症しました。

現在は熱も治まり、せきはまだあるものの落ち着きつつあります。このような理由から競走馬としては断念し繁殖にしようと思いましたが、直近で複数等預託したことから預託先に繁殖用の馬房がなく、このタイミングであれば、母がアメリカの重賞馬ですし、今年2歳の半弟にはキタサンブラック産駒が控えており、繫殖として引き取ってもらえるのではと思い出品といたしました。
こちらで輸送ができると思われるところまで回復しています。馬房の都合で断念しての出品ですが、ただ輸送で体調を崩したり、休養時にも疝痛やフレグモーネを発症したりと体調面に優れないところがありましたので、その点に気を付けていただけたらと思います。状態を確認しつつ長距離輸送のリスクを踏まえて、中間地点でワンクッションする等していただいた方が安全かもしれません。ご検討をよろしくお願いいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
昨年のオークションの後、北海道から茨城県内の牧場へ輸送した後に体調を崩しました。時間を掛けて体調を戻したものの、高知への輸送でも、体調を崩しました。輸送に弱いのかも知れません。現在はせきも治まりつつ体調も安定。曳き運動程度は消化しています。（高知競馬・田中守調教師）


※高知競馬場・田中守厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
3月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：稲場澄(インボイス登録あり）