パワーブローキング　　牡５歳　　※中央競馬　登録抹消

パワーブローキングをご紹介いたします。

父はアメリカンペイトリオット (USA) です。アメリカにおけるトップスタリオンの1頭、War Front (USA) の産駒で、メイカーズ４６マイルＳ (米・G1) の勝ち馬です。2021年にデビューした初産駒からスプリングS (G2) 勝ち馬ビーアストニッシド、2世代目産駒からも小倉2歳S (G3) 3着のシルフィードレーヴが輩出。地方競馬においてもプライムデュークが中京ペガスターCを優勝するなど、産駒は芝・ダート問わず活躍しております。

母はエリザベス女王杯 (G1) 3着の実績を持つピクシープリンセスです。本馬の半姉ピクシーメイデンはJRA競走において３勝を挙げ、獲得賞金は8900万円を記録した実績馬。また、おじには霜月S (L) を制したジョヴァンニや、JRA競走4勝、後に門別競馬場にて赤レンガ記念を制したフローリンなど、近親には活躍馬が並びます。また4代母である偉大な繁殖牝馬Fall Aspen (USA) から広がるファミリーにはDubai Millennium (GB) やティンバーカントリー (USA)、桜花賞を制したレジネッタ、G1レース4勝のRibchester (IRE) などの名馬が名を連ねており、本馬はこの世界に誇る名牝系の出身となっております。

　本馬は、2021年8月15日、新潟・芝1800ｍ戦でデビュー。その後、約５か月の間隔を空け、2戦目（2022年１月９日）の中山・ダート1800ｍ戦でダートにシフトチェンジしました。プラス20㌔の馬体増ながらスムーズに２番手につけ、直線は上がり３ハロン2位タイとなる38秒５の末脚でひと追いごとに伸びるとゴール寸前で逃げ馬に並び、熾烈な頭の上げ下げを制して初勝利をあげました。

その後、１勝クラスでも上位争いを重ねた本馬は迎えた2022年９月19日、中山・ダート1800ｍ戦において、上々の出脚で2番手を進み4コーナーのコーナリングで先頭に並びかけると、上がり３ハロン最速タイムとなる37秒４の脚で一気に後続を突き放し、５馬身差をつける圧勝。断然の単勝１番人気に応え１勝クラスを卒業。その後も2勝クラスの特別戦で3着に入着するなど力をメキメキとつけていった本馬は2023年３月４日の中山・ダート1800ｍ戦でスタートを決めて８番手の中団で脚を温存すると、直線で末脚を発揮。ゴール寸前、上がり３ハロン最速タイとなる37秒６の末脚で、前にいた４頭をかわして３勝目をあげました。その後は中１週で同年3月18日、同条件となる韓国馬事会杯（３勝クラス）へ。道中は中団のインで脚をため４コーナー手前でスムーズに外へ出すと、外から鮮やかに差し切って２勝クラスに続く２連勝を達成。２、４、13着馬が後に３勝クラスを勝ち上がる好メンバーでした。

　2連勝後は同年４月16日のアンタレスＳ（阪神・ダート1800ｍ・Ｇ３）に挑戦。大外枠から11番手の競馬で末脚勝負にかけ、直線は上がりタイム2位タイとなる37秒２の脚で馬場の真ん中から猛追すると、Ｇ２馬プロミストウォリア、Jpn２・２着馬ヴァンヤール、昨年のＪＢＣクラシックを圧勝したキングズソードに続く４着と健闘。Ｇ３勝ち馬カフジオクタゴン（５着）、Jpn３馬ケイアイパープル（６着）、Ｇ３馬メイショウカズサ（７着）など当時の重賞ウィナー６頭に先着し、重賞でも互角の力を示しました。その次戦、同年７月８日のマリーンＳ（函館・ダート1700ｍ・Opn）においても３コーナー過ぎから追い出すロングスパートで８番手から差を詰めて、今年のフェブラリーＳを制した、勝ち馬のペプチドナイル、同３着の３着馬セキフウに食らいつき、オープンで２戦続けて掲示板を確保しています。

その後のレースでは上位争いに加わることが叶わず、この度新たな活躍の場を求めての上場となりました。本馬は安定した先行力を武器に、オープンクラスまで勝ち上がった能力の持ち主です。新天地でさらなる飛躍を願うばかりです。何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ミッドウェイファーム（茨城県行方市蔵川）に在厩しており、預託料は12,100円/日（税込）です。
3月30日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)（インボイス登録あり）