アドラブリーズ　　牝４歳　　※地方競馬　在籍

父のラブリーデイはキングカメハメハの産駒で、本格化した5歳時に宝塚記念と天皇賞(秋)のGⅠ2勝を含む年間重賞6勝をあげ最優秀４歳以上牡馬に選出されています。2017年から種牡馬入りし、JRAではグリューネグリーンが京都2歳Sで重賞制覇を果たしたほか、1200mの青函Sを勝ったゾンニッヒなどのオープン馬が誕生。またセブンデイズが障害戦で3連勝中です。また地方ではプライルードが南関東重賞を2勝し全日本2歳優駿でも3着、ミニアチュールはダイヤモンドC、東北優駿など岩手の重賞を6連勝しました。産駒は早い時期から、芝・ダート、距離の長短を問わず活躍しています。

いっぽう母系ですが、母のスマートストームはJRAで2勝。半兄のマンガンは南関東で金盃と東京湾Cの重賞2勝を含む8勝、また半姉シームリーはJRA1勝後に高知で3勝をあげています。伯父のシンコウエドワードはNHKマイルCの2着馬で、ダービー卿チャレンジや東京新聞杯でも2着に入りました。また3代母のパウダーブレイクは米G1パンアメリカンHを制しており、一族には米G3レイザーバックHの勝ち馬ウェルノーティドなどもいます。

本馬は2022年12月17日の中山芝2000m新馬戦でデビュー。好スタートから逃げた馬の外2番手からレースを進め直線では交わしていったん先頭に立とうとしましたが、大外から強襲した勝ち馬に先着を許しての2着でした。
2戦目は3歳1月の中山ダート1800m戦で2番人気に推されました。再度2番手からの追走でしたが、3コーナー過ぎから手応えが怪しくなり1着馬から3秒6差の13着に敗れました。3戦目となった2月末の中山戦では芝2000mの戻しての出走でしたが、中団からの競馬で脚をためたものの直線でも差が詰まらず11着敗退。レース後に歩様に違和感があったため、検査をおこなったところ左第一指骨の剥離骨折が判明し休養を余儀なくされました。
2023年8月27日の新潟芝2000m戦で復帰し、3番手からレースを進めるも休み明けが影響してか伸びを欠いて0秒6差の7着敗退でした。
その後は盛岡競馬へ移籍してJRAへの再転入要件クリアを目指しましたが、ダート1400m戦を3度使われて3着、4着、11着。11月から環境を変えるべく金沢へ再移籍し、初戦の1400m戦で3着。冬の休催に伴い今年に入り笠松へ移籍し、3月5日の1400mでは3着でした。
少しずつダートの競馬に慣れてきた矢先、前走スタート時にのめった際に負ってしまったのか左前副管骨の内外両側で骨折が判明。協議の結果オークション出品へと至りました。
副管骨の骨折は保存治療でも問題がないようですが、繋靱帯を引っ張って他所を傷める可能性があり手術を行ったほうが良いとの見解で、除去手術を行って全治4～5か月との診断。今回は手術を行わずの出品となります。
少々お時間をいただきますが、これまでの走りから素質があるのは確かなだけに復帰後の活躍が期待されます。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
これから状態も良くなると思っていた矢先でしたので残念です。無事に復帰することを祈ります。（笠松競馬・後藤佑耶教師）


※2024年3月5日の競走で、左前肢副管骨の骨折を発症しました。手術して全治4～5ヵ月の診断を受けています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※笠松競馬場・後藤佑耶厩舎（岐阜県羽島郡笠松町若葉町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
3月30日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) ノルマンディーサラブレッドレーシング（インボイス登録あり）