ムーンローバー　　牡４歳　　※地方競馬　在籍

父ロージズインメイは米国で生産、調教され、3歳5月にデビュー。3歳時は一般競走を2勝しただけでしたが、4歳になってから快進撃がスタートし、4連勝でG1ホイットニーHを勝ちました。BCクラシックでGhostzapperの2着に敗れて連勝は5でストップしましたが、翌年にはドバイワールドCに優勝。この一戦を最後に故障のため引退し、翌年から日本で種牡馬入りしています。初年度から多くの種付け数を記録し、JBCスプリントを勝つなど芝、ダートを問わずに短距離で活躍したドリームバレンチノや、2014年にNAR年度代表馬サミットストーン、弥生賞を勝ったコスモオオゾラなどの活躍馬を輩出。特に交流重賞や地方の重賞での勝ち馬を多く送り出しており、自身と同様に成長力を秘めた産駒が多いのも特徴です。

母系を見ますと、母ラブハミングは佐賀、盛岡で計3勝。半姉ハナノキセキは佐賀で2勝、半兄ワイドコマンダーがJRA1勝ののち名古屋、南関東でも勝利を挙げるなどきょうだいも堅実に走っています。いとこには黒船賞を勝ったブラゾンドゥリスがおり、伯父のレギュラーメンバーはJBCクラシックなど交流G1を3勝。JRAで2勝を挙げた祖母シスターソノのきょうだいには帝王賞、川崎記念を勝ったカネツフルーヴ、朝日チャレンジC、鳴尾記念を勝ったイブキガバメント、弥生賞2着のオースミサンデーなどがいます。3代母ロジータは牡馬相手に南関東の3冠を制し、東京大賞典、川崎記念も制した歴史的名牝で、母としても優秀な牝系を作り上げ、現在も勢いのあるファミリーとなっています。

本馬は2022年7月29日に園田1400mの初出走戦でデビューし、0秒3差4着。もう1戦4着を挟んだあと、3戦目に同舞台の2歳120万下戦をメンバー最速の上がりタイムをマークして差し切り、初勝利を挙げました。
勝ち上がったあとはJRA認定競走に参戦し、10月の園田1400m戦をメンバー最速の上がりタイムをマークして競り勝ち、2勝目を挙げています。その後も大崩れせず、暮れには重賞の園田ジュニアCに参戦。ここは現在の兵庫のエース格となるスマイルミーシャの4着に敗れ、2歳戦を終了しています。
このタイミングでひと息入れ、3歳戦は4月からスタート。休み明けに園田1700mの3歳A級戦で4着になったあと、JRA1勝クラスのあずさ賞に挑戦。ここは最下位の12着に終わりました。その後も兵庫ダービーに挑んで10着となるなど、強いメンバー相手には苦戦していますが、適鞍であれば大崩れはしておらず、秋には佐賀の西日本ダービーに遠征して6着となっています。
今年に入ってからはC2戦を3戦し、4、6、5着。上位争いには食い込めていませんが、大崩れせずに走れています。今回は頭数整理の意味もあってのオークション出品となりますが、明け4歳でまだ伸びしろがありますし、兵庫で強いメンバーと戦ってきた経験を新天地で生かしてもらいたいと思います。

なお、現在以下の状態が見受けられます。
・左前以外蹄尖部縦筋
・四肢皮膚病

【本馬についての現状説明】
大型馬ですが扱いやすく、キャリアを考えればこれからの成長が楽しみな馬です。新たな環境で頑張ってほしいと願っています。（園田競馬・田中一巧教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
3月30日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：星加 浩一（インボイス登録あり）