ロードオブシャドウ　　牡５歳　　※地方競馬　在籍

父ロードカナロアは難攻不落とされた香港スプリントを連覇。短距離界の絶対王者として一時代を築き上げると、種牡馬としても初年度から歴史的名牝アーモンドアイ（牝馬三冠、ジャパンC2回、ドバイターフなどG1・9勝）をはじめとして、ダノンスマッシュ（香港スプリント、高松宮記念など重賞8勝）やステルヴィオ（マイルCS、スプリングS、朝日杯フューチュリティS2着）、ダイアトニック（スワンS2回、阪神C、高松宮記念3着）らを輩出。2世代目以降もサートゥルナーリア（皐月賞、ホープフルS）やパンサラッサ（サウジC、ドバイターフ、天皇賞・秋2着）、ファストフォース（高松宮記念）、レッドルゼル（JBCスプリント、フェブラリーS2着、ドバイゴールデンシャヒーン2着2回）、Tagaloa（MRCブルーダイアモンドS）、ダノンスコーピオン（NHKマイルC）、ブレイディヴェーグ（エリザベス女王杯）といったG1ウイナーを次々に送り出し、亡きキングカメハメハの強力後継者として令和時代のチャンピオンを担う存在となっています。

一方、母系を見ますと、母パールシャドウは中央で5勝を挙げ、クイーン賞4着、TCK女王盃5着と重賞でも活躍。きょうだい8頭すべてが中央で勝ち星を挙げている点も頼もしく、姪にキミノナハマリア（紫苑S4着）、おじにヒシハイグレード（石清水S、昇竜S3着）、いとこにジュウワンブライト（金沢重賞2勝）、近親にMajestic Roi（英G1サンチャリオットS）やNoor Al Hawa（仏独重賞3勝）、Hi Royal（英2000ギニー2着）など活力も十分です。さらに遡れば、5代母に米最優秀3歳牝馬、加年度代表馬に輝いた名牝Fanfreluche の名が光る優秀なファミリーでもあります。

22年4月に美浦・国枝栄厩舎よりデビュー。JRAでは東京ダート1600m戦と新潟芝2200m戦で2度3着に入るなど、あと一歩のところまで来ていましたが、結局勝ち切ることができず、同年12月に大井の蛯名雄太厩舎へ移籍しました。C2からのスタートとなり、すぐに特別戦で入着を果たすなど、やはりJRAで上位争いを繰り広げた実力は伊達ではなく、C1昇級後も上位人気に推され、勝ち負けを演じていました。そして昨秋、再びC2に降級すると、11月2日の大井・C2二（ダ1700m）では逃げて2着に好走。賞金を加算したことから再びC1に昇級、そして連闘で11月13日の大井・イエロー・パロット賞（ダ1600m）に出走しました。好スタートから気合をつけて、前走に続き主導権を握る展開。道中は完全なマイペースに持ち込み、一度もハナを譲ることなく、抜群の手応えで4コーナーを回ると、残り200m地点で後続に3馬身以上の差をつける独走状態に突入。最後は熾烈な2着争いを尻目に、堂々と2馬身差での快勝となりました。

ただ、その後は逃げ、先行したものの、展開に左右されるなど、なかなか思うような結果に繋がらず、今年1月からは再びC2に降級しましたが、残念ながら1着馬から1秒以上遅れる結果となっています。そして今後について協議した結果、今回のオークションに出品する決断をいたしました。5歳と若く、デビューも3歳4月と遅かったことから、まだまだ伸びしろを残していると思います。先述の血統背景に加え、約500kgと馬格に恵まれ、先行できるスピードと脚力も兼備。また、JRA在籍時も含めて3着以内に入ったことのある距離を列記すると、1400、1600、1700、2000、2200mと実に多彩。どこの競馬場に行っても、すぐに対応してくれると思います。

なお、本馬は退厩手当を受給するため、引き続き大井競馬へ在籍することが出来ません。あしからずご了承おきくださいますよう、お願い申し上げます。

【本馬についての現状説明】
普段は扱いやすいタイプですが、競馬に行くと、乗り難しい面を出してしまいます。特に自分のリズムで走れないと、脆い感じがありますね。できれば少頭数の競馬の方がいいと思います。（大井競馬・蛯名雄太教師）


※南関東3競馬場（川崎・船橋・浦和）への転入が可能です（大井競馬退厩手当受給のため）。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
3月30日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：飯塚 知一（インボイス登録あり）