エコロファルコン　　牡６歳　　※地方競馬　在籍

父ホッコータルマエは2010年代を代表するダート王の一頭。3歳1月のデビューからコンスタントに使われて力をつけ、レパードSで重賞初制覇。秋にはJCダートで3着に入り今後への期待を高めると、4歳時のかしわ記念でG1初制覇。続く帝王賞も制してダート界の頂点に立ちました。その後はG1のみに出走。4歳時はさらにJBCクラシック、東京大賞典とタイトルを積み重ね、5歳時にはチャンピオンズCを含むG13勝。6歳時にもG1を2勝し、ドバイワールドCでも5着に健闘しています、3年連続でJRA賞の最優秀ダートホースに選出され、7歳時にも川崎記念を制し、G1は全9勝を挙げました。産駒のデビューは2020年。兵庫ジュニアグランプリ2着のレディバグや兵庫チャンピオンシップを勝ったブリッツファング、JBC2歳優駿勝ちのゴライコウといったダートの活躍馬を送り出しています。また、大井のゴールドジュニアを勝ったママママカロニ、フジノウェーブ記念を連覇したギャルダルなど地方でも多数の重賞ウイナーが出ており、父の後を継ぐダート王の出現が待たれます。

母系を見ますと、半兄サクラインザスカイはJRAのダート短距離で5勝を挙げてオープンまで出世したのち、高知で重賞勝ち。その他のきょうだいは4頭が地方競馬で白星を挙げています。母サクラヴィッキーはホッカイドウ、岩手で2着が最高でしたが、そのいとこにはJBC2歳優駿を勝ったラッキードリームがおり、祖母サクラヴィクトリアは関東オークスを勝ち、ローズS、秋華賞で2着の一流馬。3代母サクラユスラウメのきょうだいには札幌記念など重賞3勝のサクラプレジデント、オールカマー2着のサクラナミキオー、AJCC2着のサクラアルディートがおり、近親には今年の東京新聞杯を勝ったサクラトゥジュール。4代母セダンフォーエバーのきょうだいにはダービー馬サクラチヨノオーや朝日杯3歳Sなどを勝ったサクラホクトオーがいる一流血脈です。

本馬は2020年10月10日に東京ダート1600mの新馬戦でデビューし、好位で流れに乗れたものの0秒8差6着まで。その後は7カ月ほど休養させ、3歳5月に復帰。すると、同舞台の2戦目では逃げる競馬に転じて2着に粘りました。続く同舞台の一戦でも果敢に逃げると、直線は後続の追撃を許さず、4馬身差で圧勝。初勝利を挙げています。
1勝クラスに上がってからも先行力を発揮して安定した走りを見せ、3戦連続で掲示板を確保すると、秋には再び東京ダート1600m戦を逃げ切って1勝クラスを卒業。4歳の秋にも東京ダート1600m戦を逃げ切り、3勝目をマークしました。
ただ、3勝クラスに上がってからは2桁着順が続いたため、5歳の夏に兵庫に移籍。移籍初戦となった園田1400mの3歳以上特別戦で3着となると、次戦では浦和に遠征し、交流重賞のオーバルスプリントにチャレンジ。ここはさすがに相手が強く、10頭立ての9着に終わりましたが、続く園田1400mのA1特別戦では2番手から抜け出して快勝。力を示しました。
今年に入ってからは浦和に移籍。B1下、A2下の特別戦を3戦しましたが、ここ2戦連続で6着と掲示板には上がれておらず、思うような走りができていないことから、このタイミングでオークションに出品させていただきます。南関東では苦戦していますが、兵庫でA1を勝ったほどの馬ですし、能力は確か。奥手の血統で、まだまだ落ち込むことはありませんし、条件さえ整えば今後も頑張ってくれると思います。

【本馬についての現状説明】
南関東では使いながら徐々に内容が良くなってきました。本来の先行力を発揮できるようになれば、前進がみられると思います。（浦和競馬・水野貴史調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
4月6日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：原村 正紀（インボイス登録あり）