スモールクイーン　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のトーセンラーはディープインパクトの初年度産駒にあたり、マイルCSに優勝しています。ほかにきさらぎ賞と京都記念にも勝利し、天皇賞（春）で2着、菊花賞でも3着に入るなど距離の長短を問わず、6歳秋まで長らく活躍しました。2015年から種牡馬入りしており、京都金杯とエプソムCに勝ったザダルをはじめ複数のオープン馬が誕生しています。産駒は父同様に芝での活躍が中心ですが、ダートでも結果を出す馬もいます。

いっぽう母系ですが、母のチークハートはJRA未勝利。伯父のモンドクラッセは大沼Sと総武Sに勝ち東海S2着、エルムS3着とダート重賞路線でも活躍し、高知移籍後にも7勝をあげました。同じく伯父ネクストスターは、地方競馬で通算19勝をあげています。また2代母クッキーキティの全姉にはカブトヤマ記念勝ち馬のタフネススターがおり、同馬の仔カゼノコはジャパンダートダービー優勝馬で川崎記念でも2着に入っています。

本馬は2023年12月2日の中山芝1200m新馬戦でデビュー。ゲートは悪くありませんでしたが、流れが速く後方2番手からの競馬となりました。直線で数頭交わしたものの、勝ち馬から1秒2差の11着でした。
その後は中2週で中山芝1600m戦へ向かうも15着。今年1月の東京芝1800m戦では11着に敗れています。
距離を2000mに延ばした3月3日の中山戦では、外枠からまずまずのスタートを切り中団の外に位置取ります。ただペースが上がった4コーナー手前から置かれてしまい、ラストはバテた馬を交わしたものの13着での入線に終わっています。
そして4月7日の中山芝2000m戦では後方14番手からレースを進め、直線では前との差を詰めますが12着。ただし1着馬との着差は0秒6と、これまでの5走のうちでは最短でした。
前走を終え関係者で協議したところ、心身ともにまだ成長過程にありこのままJRAでのレースを続けるのは難しいとの結論に至り、今回オークション出品となりました。
現状はテンションが高めで、思うように馬体重も増えてくれませんが、直近レースでの着差からも力がないわけではありません。近親にはダートで活躍している馬も少なくないだけに、地方のダートでリスタートに期待したいところです。

なお、現在以下の状態が見受けられます。
・体皮膚病
・左前骨瘤

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
4月13日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有) サンコウ牧場（インボイス登録あり）