クリノケンリュウ　　牡10歳　　※地方競馬　在籍

父パイロはG1フォアゴーSなど米重賞4勝を挙げ、引退後はPulpitの後継者として日本にて種牡馬入り。初年度産駒から地方重賞を席巻しNARにおける新種牡馬チャンピオンに輝くと、以降もダートサイアーランキングのトップクラスを形成しています。主な産駒にはメイショウハリオ（帝王賞連覇、かしわ記念、マーチS、みやこS）やミューチャリー（JBCクラシック、ジャパンダートダービー3着、南関東重賞4勝）、デルマルーヴル（名古屋グランプリ、兵庫ジュニアグランプリ）、ラインカリーナ（関東オークス）、シゲルカガ（北海道スプリントC）、ケンシンコウ（レパードS）、ビービーバーレル（フェアリーS）、ケイアイパープル（白山大賞典、佐賀記念）、ランリョウオー（大井重賞4勝、全日本2歳優駿2着）、ハセノパイロ（東京ダービー、ハイセイコー記念）、タービランス（南関東重賞6勝、浦和記念2着）、アクアリーブル（浦和重賞・桜花賞、大井重賞・東京プリンセス賞、関東オークス2着）など錚々たる顔ぶれ。12年連続での毎年100頭を超える種付け頭数が、本馬の高い人気と優れた実力を物語っています。

一方、母系を見ますと、出走したきょうだい3頭すべてが地方で勝ち上がり。おじにバンブーユベントス（日経新春杯、青葉賞2着）やバンブーボカ（道営重賞3勝、とちぎマロニエC2着、兵庫ゴールドT3着）など活況を呈しており、祖母スプリングバンブーは小倉記念の勝ち馬で、その半弟のバンブーマリアッチは愛知杯を制しています。さらに遡れば、2年連続でJRA最優秀スプリンターに輝いたバンブーメモリーや、マーチSを勝ったバンブーゲネシスなども同じ一族。芝・ダート双方で活躍馬を輩出してきているファミリーとなっています。

2歳12月にJRAよりデビュー。主にダート1400m以下を使い、御影S、洲本特別など4勝を挙げ、5歳秋にオープンへ昇格すると、OP・ギャラクシーSでも3着に好走したほどの実力の持ち主です。8歳となった2022年の4月に高知競馬に移籍。2年以上賞金を獲得していなかったこともあり、C3クラスからスタートと、かなり格付け面で恵まれていたことが功を奏し、高知では連戦連勝。移籍初戦となった2022年4月17日の高知・C3-18（ダ1300m）を9馬身差で圧勝すると、そこから破竹の7連勝を飾る快進撃を披露しました。ただ、昨年2月に連勝がストップすると、8月に転入した園田で5戦、今年2月に転入した笠松で2戦して、いずれも5着以下と思うような結果が残せていません。さらに前走3月6日の笠松・日向水木特別（ダ1400m）後、左前裂蹄を発症。休養を余儀なくされてしまったこともあり、関係者と協議を行った結果、近走の内容や結果を考えると、新オーナーの下、ガラリと環境を変えて、リスタートさせてあげた方がよいという結論に至り、今回のオークションに出品する運びとなりました。今年で10歳となりましたが、キャリアはまだ44戦と年齢の割に浅く、まだまだ条件次第で活躍が可能だと思います。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
元々左前第一指骨にも骨膜炎が残っていましたが、現在は同じ左前でも、裂蹄の方を気にしている感じです。（笠松競馬・笹野博司調教師）


※2016年11月19日の馬場入場後に疾病（右寛跛行）を発症したため競走除外となっています。

※全身に皮膚病と左前蹄冠部に傷があります。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※ナリタポニーランチ（愛知県半田市南大矢知町）に在厩しており、預託料は4,400円/日（税込）です。
4月13日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：栗本 八江（インボイス登録あり）