カナサンドー　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のサトノアラジンはエリザベス女王杯を勝ったラキシスの全弟にあたるディープインパクト産駒。安田記念など1400～1600ｍの重賞を3勝し、2018年からスタッドインしています。JRAではウェルカムニュース（カノープスＳ）のほか、レディバランタイン、ディパッセ、グラスミヤラビといったオープン馬が誕生しています。またシャトル先のオセアニアではATCオーストラリアンオークス馬のペニーウェカなど8頭の重賞ウイナーを輩出。産駒は芝・ダート不問で、短距離から中距離あたりを得意とする馬が目立ちます。

いっぽう母系に目を移しますと、母ハレイワは未勝利でしたが、本馬の半兄となるサニーフリージアが大井と高知で計3勝。また叔母のライブリームーランが昨年のJRA未勝利戦で勝利を収めています。もとより5代母にあたるハイクレアは名牝系の祖と知られ、4代母バラクレアからはディープインパクト、ブラックタイド、レイデオロなどが輩出されています。また現3歳世代のホープフルS馬レガレイラと桜花賞馬ステレンボッシュもこのファミリーであり、現在まで活力十分の一族といえます。

本馬は2024年1月8日に京都ダート1200m新馬戦でデビューしました。スタートではやや立ち遅れてしまったものの、行き脚がついたあとは馬群に取り付いて追走しました。もっとも直線では伸びを欠き12着に終わりました。
リフレッシュ放牧を挟み、今年3月30日の阪神芝1400ｍ戦へエントリー。輸送が響いたのか、馬体重は前走からマイナス18キロと大きく減らしてしましました。ここでも中団後方からのレース運びとなり、勝ち馬から1秒8差の14着に敗れました。
中2週となった4月21日の京都ダート1200m戦では後方2頭目からの競馬となり、1着馬から2秒4差の15着に敗れています。
ここまで3戦を消化しましたが、小柄で体力不足の感は否めず常に後方からの競馬を余儀なくされる展開が続いています。関係者で協議した結果、このタイミングでJRAでの続戦を断念してオークションへ出品することとしました。
デビューから馬体重を減らしてしまっていることもあり能力発揮には至っていませんが、成長途上の感が強く新たな環境のもとでレースを使いつつ父譲りの成長力を発揮してくれることを願っています。

なお、現在以下の状態が見受けられます。
・額擦り傷
・全身皮膚病

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
4月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：瀬谷 隆雄（インボイス登録あり）