クロスザウォール　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のロジャーバローズはディープインパクト産駒のダービー馬。3歳夏に屈腱炎を発症して6戦3勝にて現役引退となりましたが、同父の従姉妹に牝馬三冠をはじめＧⅠ7勝のジェンティルドンナがいるとあって種牡馬入りに際しては注目を集めました。2020年からスタッドインし、現3歳世代が初年度産駒となります。これまでにオープンのカンナSを勝ったオーキッドロマンスが京王杯2歳Ｓ3着、ファルコンS2着と重賞でも好走。オメガウインクが2勝目をあげるなど、JRA所属では8頭が勝ち上がっています。また地方競馬でも8頭が勝ち上がっており、産駒は芝とダートの双方に適性があるようです。

いっぽう母系ですが、母のティアランドールは北海道で2勝。半兄ダイフクはJRA1勝後に佐賀で7勝、同じく半兄のゲンパチムサシは2勝クラス在籍中です。また伯父のアポロドルチェは京王杯2歳Sの勝ち馬で、アイビスサマーダッシュで2、3着、さらにユニコーンSでも3着に入っています。遡ると3代母スイートヴァレンタインからティンバーキャット、ステラ―キャットと2頭の米重賞ウイナーが誕生しているほか、ファミリーからは活躍馬が多数輩出されています。

本馬は2023年8月27日の新潟ダート1200ｍ新馬戦でデビューし12着。後方のインからのレースとなってしまい、勝ち馬から4秒8差での入線でした。
2戦目は休養を挟んだ11月の東京ダート1400ｍ戦にエントリー。まずまずのスタートから6番手のインから追走していきました。直線では外に出して追い出しますが、伸びがなく1着馬から1秒9差の11着でした。
今年は3月の中京ダート1400ｍ戦へ出走。縦長となった隊列では中団の外目からの位置取りとなりましたが、伸び脚がなく13着に敗れています。
そして4月7日の中山ダート1800ｍ戦ではスタートはゆっくりでしたが、差を詰めて中団のインからレースを進めました。もっとも3コーナーあたりから手応えが怪しくなり、位置取りも悪くなります。結果、勝ち馬から4秒5差の14着敗退でした。
ここまで4走をしていますが、スピード不足の現状ではＪＲＡのレースを使い続けるには厳しいところがあります。そこで環境を変えて地方のダートで活路を見出すほうがこの馬にはいいとの判断から、このたびのオークション出品へと至りました。
近親馬もJRAから地方移籍後に走っており、使いつつにはなるかと存じますが成長していけば潜在する能力を発揮してくれるのではないでしょうか。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※ブルーステーブル（茨城県牛久市奥原町・高橋トレセン内）に在厩しており、預託料は6,600円/日（税込）です。
4月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) CHEVAL ATTACHE（インボイス登録あり）