スマッシュスルー　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のキズナはディープインパクト直仔のダービー馬。日仏で7勝をあげましたが、現在では種牡馬としての活躍のほうが印象付けられる存在となっています。2016年のスタッドインから、エリザベス女王杯馬アカイイトや安田記念連覇などGⅠ3勝のソングラインといった牝馬の活躍産駒が目立っていましたが、今春ジャスティンミラノが皐月賞を制覇。ディープボンド、バスラットレオンをはじめ産駒の重賞勝利頭数は既に20頭を超えており、芝はもちろんハギノアレグリアスやテリオスベルなどダートでも活躍馬を輩出の万能サイアーといえます。

いっぽうの母系ですが、母のエゴイストはJRA1勝後に盛岡で重賞3勝。きょうだいでは半兄のブルーウィンがJRA1勝クラス在籍中です。2代母のゴールデンチェリーはJRAで5勝をあげた後、交流重賞のクラスターCを制覇。また3代母のアキスフォーラックは米G1ヴァニティＨの勝ち馬で、一族には米G1ラブレアSに勝ったアルファベットキシーズのほかスプリンターズS馬ピクシーナイトや、ウキヨノカゼ、ダノンカモン、ワイルドソルジャー、フェーングロッテンといった重賞ウイナーがおり、活力ありファミリーといえます。

本馬は2021年のセレクトセール当歳市場で1650万円にて取引されています。
2023年10月14日の京都ダート1800m新馬戦でデビュー。馬体重は540キロでした。レースでは中団の外からレースを進め、3コーナーからは先行集団に並びかけに行きました。もっとも4コーナーからは伸びを欠いて8着での入線。1着のフォーエバーヤングからは3秒1差でした。
中1週の同距離戦で10着となった後、休養を挟んで今年1月の京都戦に出走。先行グループの外を追走し3コーナーから徐々に差を詰め、4コーナーでは先頭に並びかけたものの直線で伸びず勝ち馬から1秒8差の6着に敗れています。
その後の2戦で10着、11着となり、4月20日の京都ダート1800mに出走。スタートで後手となりましたが、すぐに中団グループに取り付きます。3コーナー過ぎからは外から追い出しますが、前との差は詰まらず11着敗退。着差は2秒7でした。
ここまで6戦を使われましたが、大型馬で体を使い切れていないのが現状です。このままJRAのレースを使い続けていくのはタイム面でも厳しく、地方競馬のダートで使いつつ成長を促すのが良いとの判断から、このタイミングでのオークション出品となりました。
母や2代母は地方競馬移籍後に活躍しており、本馬も環境を変えて変わり身を待てば素質通りの走りをしてくれるのではないでしょうか。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※栗東ホース具楽部（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
4月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：槙 和美（インボイス登録あり）