スティングビー　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のキンシャサノキセキはオーストラリア産のフジキセキ産駒で、高松宮記念連覇など重賞を7勝。2010年には最優秀短距離馬にも選出されており、2012年からスタッドインしています。これまでに阪神Cと小倉2歳Sに勝ったシュウジ、京王杯2歳S馬モンドキャンノ、スプリングS優勝のガロアクリークなど芝での活躍馬を多数輩出したほか、東京盃など交流重賞6勝のサクセスエナジー、佐賀記念勝ち馬のヒラボクラターシュなどダートで活躍する産駒もいます。スピードだけでなくパワーを備えており、早い時期から古馬まで芝・ダートと条件を問わずコンスタントに活躍馬を出す種牡馬といえます。

いっぽう母系ですが、全姉にファンタジーSとフィリーズレビューで3着に入り佐賀移籍後にヴィーナスCを制したジュランビルやJRAで2勝のトラストパッキャオ、半兄のアサンナイトは南関東で9勝をあげています。また2代母シークレットパートナーの半兄に米G3スターズ＆ストライプスターフＨの勝ち馬レイクショアロードがいます。遡ると4代母ネイティヴパートナーからは英ジュライCなどG1を3勝したアジタル、ブリーダーズCジュヴェナイルなどG1を4勝のアラジ、本邦ではオークス馬ダンスパートナー、菊花賞馬ダンスインザダーク、桜花賞馬ダンスインザムードなどの活躍馬が輩出されています。

本馬は2023年12月9日の中山ダート1800m新馬戦でデビュー。後方3番手からの競馬で、13着に敗れています。中1週で芝2000m戦に使われると再度後方からの競馬となりましたが、少しずつ差を詰め勝ち馬から1秒8差の8着に入っています。
今年は1月の小倉から間隔を詰めて芝戦を使われ8着、9着、9着、6着。いずれも中団から伸びきれないレースが続きました。3月の中京ではダート1900mを使われ中団外から追走し4コーナー手前では先行集団に迫ったものの、そこから伸びを欠いて9着敗退でした。4月の中山では再度の芝戦で13着でした。
そして4月28日の新潟芝2400m戦では中団からレースを進めますが、勝負所からじりじりとしか伸びず1着馬から1秒8差の9着での入線でした。
これまでに跨った騎手からは、乗りやすく背中も良くスタミナもあるとの評価を得ているものの、レース内容からスピード不足は否めません。そこで地方競馬でリスタートをしたほうがいいとの判断から、オークション上場へと至りました。
テンションが上がると少し扱いにくいところがあり競馬での馬場入場でやや苦労する点はありますが、その他の扱いに困ることはありません。環境を変えて素質を活かせれば、変わり身が十分見込めるものと考えています。
なお本馬は常に両前球節に張りがありますがレース後に悪化することもなく、また検査でも問題がありません。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※ブルーステーブル・ヤマノ分場（茨城県牛久市井ノ岡町）に在厩しており、預託料は6,600円/日（税込）です。 
5月11日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：フィールドレーシング（インボイス登録あり）