スマートカナートス　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のエピファネイアはシンボリクリスエスと日米オークス馬シーザリオのカップリングから誕生し、菊花賞とジャパンＣに優勝しています。2016年から種牡馬入りすると、初年度産駒のデアリングタクトが史上初となる無敗での牝馬三冠を達成。その後も皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念と3歳時にGⅠ3勝のエフフォーリア、阪神JF馬サークルオブライフ、そして今春の桜花賞を制したステレンボッシュと活躍馬を続々と輩出しています。これまでに14頭の重賞ウイナーが誕生しており、人気、実績ともに伴った種牡馬です。

いっぽう母系ですが、母のデアリングワールドはJRAダートで1勝。母のきょうだいには府中牝馬Sなど重賞3勝のデアリングハート、武蔵野Sなどダート重賞3勝のピットファイター、さらに米G1スーパーダービーの勝ち馬エクトンパークがいますが、このデアリングハートの孫が、エピファネイア産駒の牝馬三冠馬デアリングタクトにあたります。また米G2アーリントン・メイトロンHの勝ち馬である3代母のインペテュアスギャルからは、レディーズHなどG1を3勝のバンカーズレイディ、米G1ジェニーワイリーS勝ち馬のデイジーディヴァインなどの活躍馬が輩出されており、活力十分なファミリーです。

本馬は2023年11月5日の京都芝1600m新馬戦でデビュー。中団からレースを進めたものの、直線で伸びを欠き16着に敗れました。中1週でダート1400mに出走しますが、流れに乗れず後方からの競馬となり勝ち馬から2秒9差の15着でした。
その後は放牧を挟み、今年3月の阪神ダート1400m戦から復帰しました。まずまずのスタートから先行グループのすぐ後ろにつけたものの、勝負どころから伸びがなく14着に敗れています。
そして5月5日の京都ダート1400m戦では先行集団4頭のすぐ後ろの5番手につけますが、4コーナー手前から位置取りを悪くして最後は1着馬から3秒3差の15着での入線でした。
デビューから4戦を使われましたが、これまでのレース内容からはJRAのレースを続戦していくにはスピード不足なのが否めません。そこで地方競馬へ移籍してリスタートするのが、この馬にとっていいと判断して今回のオークションへと出品いたしました。
環境を変えてレースを使いつつ、この馬の良さが出れば変わり身も十分見込めるものと考えております。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。

なお、現在以下の状態が見受けられます。
・左前管内側骨瘤
・両トモ球節全体に軟腫


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
5月11日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) 大川徹ホールディングス（インボイス登録あり）