レッドゼルク　Red Zeruch　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

2016年10月の東京ダート1600m戦でデビュー。砂を被るのを嫌がるなどして進んでいかず、ほぼ最後方からの競馬となりましたが、直線で外に持ち出してからは長くいい脚を使って4着と力を見せてくれました。その後は球節の不安、また右前に骨瘤が出るなどして出走態勢が整わず休養期間が長くなりましたが、久々を叩かれての3歳10月の未勝利戦では3着と好走しています。未勝利戦終了後は500万条件への格上挑戦を視野に調整してきたものの、なかなか思うようにコンディションが上がってこなかったことでホッカイドウ競馬に転籍。4戦1勝の成績を収めています。なお、JRA500万条件での出走時に5.2秒差の11着がありますが、心房細動の診断によりタイムオーバーによる出走制限は適用されておりません。
本馬の母系には、愛オークス馬のウィノナや米チャンピオンスプリンターのマイジュリエット、そして種牡馬ハーツクライの名も。その確かな血統背景を証明するように、G1好走歴のある5勝馬レッドセシリア、レッドライジェル（4勝）など兄姉たちも活躍しており、本馬が秘めているであろう可能性にも期待は高まります。キャリアは僅か8戦。奥のある母系の活力から、これから新天地でどのような変化を示してくれるか楽しみです。

【本馬についての現状説明】
普段から全くと言っていいほど手がかからない穏やかな性格で、とても大人しい馬です。レースでもテンションが上がることはありませんので、この精神面の安定感はセールスポイントのひとつだと思います。こちらではレース中に落鉄した影響で右前を挫跖したことはありましたが、水冷等でのケアですぐに回復。数日で乗り出しを開始することができ、その後も影響はありません。それ以外に治療が必要という状況はなく、脚元など馬体に関しても気になる点はありませんでした。レースでは先頭に立つとフワフワするなど子供っぽい面が見られますが、まだキャリアも浅いですし、そのあたりを含め成長の余地を残している一頭なのではないでしょうか。（ホッカイドウ競馬・小野望調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※門別競馬場・小野望厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：（株）東京ホースレーシング