トゥーパンクス　　牡６歳　　※地方競馬　在籍

父GarswoodはMr. Prospector系Dutch Artの英国産有力馬として、3歳時の英G2レノックスS（芝1400ｍ）にて重賞初勝利。以降の重賞戦線では仏G1フォレ賞での3着をはじめとして善戦止まりが続いたものの、4歳時の仏モーリスドゲスト賞（芝1300ｍ）で念願のG1制覇を果たしての種牡馬入りとなりました。主な産駒にはLittle Kim（仏G3デュボワ賞）やCala Tarida（仏G3レゼルヴワール賞）といった重賞ウイナーに加え、日本では出品本馬にあたるトゥーパンクスが持込馬として東京のダート1400ｍで新馬勝ちを収めるなど、主にマイル以下のスピード競馬においてその資質の高さを発揮しています。

一方、母系は名牝Seleneに遡るヨーロッパの由緒あるファミリーで、祖母Baizeは英重賞モールコームSの3着馬。半弟に中央2勝の現役馬レッドアヴァンティ、おばに米G1デルマーオークスの勝ち馬シンハリーズ、いとこにシンハライト（オークス、ローズS、桜花賞2着）やアダムスピーク（ラジオNIKKEI杯2歳S）、リラヴァティ（マーメイドS）、スリーパーダ（小倉2歳S2着）、ライティア（エルフィンS2着）など、活躍馬が誕生し続ける極めて優秀な牝系のひとつです。

2019年の北海道サマーセールにて734.4万円で落札。美浦・田村康仁厩舎に入厩すると、2021年1月30日の東京・3歳新馬（ダ1400m）でデビューしました。そのデビュー戦では抜群のスタートを決めた後、5番手に控えてレースを進めると、最後の直線で逃げ粘るタマモアンドロメダを目掛けてラストスパートを開始し、残り100m付近で堂々と先頭へ。そこからゴールまでは独壇場と化し、結局2着馬に3馬身差をつける圧勝で新馬勝ちの栄誉を掴みました。

しかし、その後は1勝クラスの芝1400、1200mで2戦を消化して15、18着だったことから、地方競馬へ路線変更。2021年11月に大井競馬へ移籍しました。南関東では2023年の11月までの2年間を過ごし、大井・C1一二三（ダ1400m）、大井・C1二三四（ダ1400m）、大井・オフト汐留賞（B3三・ダ1400m）に勝利。その他にも2着1回、3着5回があるなど、大井での18戦のうち、実に10戦で掲示板に載り、安定感のある走りを見せていました。

そして、昨年12月に佐賀競馬へ転入。A2クラスからのスタートとなりましたが、いきなり12月16日の佐賀・KYUSHU DREAM賞（A2・ダ1400m）を1馬身半差で快勝すると、その後も2024年1月7日の佐賀・SAGAリベンジャーズ（ダ1400m）、1月27日の佐賀・SAGAリベンジャーズ（ダ1300m）にも勝利し、破竹の3連勝をマーク。能力の高さを改めてアピールしていました。ただ、その後は昨年10月から休みなくレースを使ってきた影響が出ているのか、思うような結果が得られていません。関係者と協議を行った結果、休養に入るこのタイミングで、入替整理の都合も重なり、オークションに出品することを決めました。

佐賀での全8戦が1～3番人気、前走5月4日の佐賀・KYUSHU DREAM賞（A2・ダ1400m）でも12頭立ての3番人気と高評価であったように、能力に関してはまだまだ通用すると思われます。リフレッシュして体調を立て直せば、佐賀のA2でも十分通用すると思いますし、他場で格付けが有利になれば、さらにチャンスが拡大すると思います。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
元々歩様が良くないところがありましたが、調教やレースでは全く問題ありません。レース後に左前球節が少し腫れる時がありますので、その点は注意が必要です。体調さえ戻れば、佐賀のA2クラスで勝ち負けになる馬だと思います。（佐賀競馬・鮫島克也調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※佐賀競馬場・鮫島克也厩舎（佐賀県鳥栖市江島町字西谷）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
5月11日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：野嶋 祥二（インボイス登録あり）