ジーニー　　牡８歳　　※地方競馬　在籍

父ジャスタウェイは国内外のG1を3勝。なかでもレコードタイムによる独走劇となったドバイデューティフリーは圧巻で、この勝利により日本調教馬として史上初となる国際クラシフィケイション単独トップに君臨。文字通り“世界一”に輝きました。また種牡馬としても好発進を見せ、2018年ファーストシーズンサイアーチャンピオンの称号を獲得。初年度産駒であるヴェロックス（皐月賞2着、日本ダービー3着、菊花賞3着）やアドマイヤジャスタ（函館記念、ホープフルS2着）、アウィルアウェイ（シルクロードS、スプリンターズS3着）、テオレーマ（JBCレディスクラシックなど交流重賞3勝）、マスターフェンサー（名古屋グランプリなど交流重賞4勝、ベルモントS5着）らがG1戦線を賑わせ、セカンドクロップからはエーポス（フィリーズレビュー）やヴェルテックス（名古屋グランプリ、川崎記念3着）が重賞勝ち。以降もダノンザキッド（ホープフルS、マイルCS2着、香港C2着）やルージュエヴァイユ（エリザベス女王杯2着、大阪杯3着）、ガストリック（東スポ杯2歳S）、コレペティトール、ヤマニンウルスなど、次々に有力馬を輩出しています。

一方、母系を見ますと、半兄ダンツキッスイ（アーリントンC）やウインスペンサー（ムーンライトH）を筆頭に、きょうだい6頭が中央で勝ち上がり。おじにダービー3着のアタラクシアや、札幌2歳S3着のトリッキーアイズ、いとこにはフラワーC3着のウインクルサルーテがいます。さらにはイタリアでG1ローマ賞を勝ったNoble Saint、米国でメイトリアークS、ビヴァリーヒルズHとG1・2勝を挙げたSqueakなども同じ一族で、欧米で多数の重賞活躍馬を送り出しているファミリーです。

2019年4月27日に美浦・田村康仁厩舎よりデビュー。レース経験馬相手ながら1番人気推されたデビュー戦に勝利したほか、JRAでは5歳8月まで競走生活を送り、逃げ差しを問わない自在な脚質を武器に、東京ダート1400m戦で2勝をマークするなど、能力の片鱗を見せていました。そして2勝クラスに昇級後、思うような結果が得られなかったことから、2021年11月に大井の森下純平厩舎へ移籍しました。

南関東ではB3クラスからのスタートとなり、移籍初戦の大井・門別グランシャリオ賞（ダ1400m）でいきなり1番人気に推されるなど、地方競馬でも当初から評価が高かったことは特筆すべき点です。そして翌年、C1クラス降級初戦となった3月9日の大井・C1六七（ダ1600m）では、ゴール前で3頭横並びの大接戦を制して地方初勝利を飾りました。その後も、C1クラスの大井ダート1600m戦では4、2、5、4着とコンスタントに良績を残し、昨年C2クラスに降級すると、6月8日の大井・C2二三四（ダ1600m）では、出走メンバー9頭中、唯一の6歳以上馬でしたが、後方追走から見事な捲り策を決め、地方2勝目を獲得しています。

再びC2クラスに降級となった今年、6戦を消化し、勝利獲得こそなっていませんが、1月26日の大井・C2二三四（ダ1400m）では約6ヵ月の休養明けながら3着に好走。また、2走前の4月12日、大井・C2三四五（ダ1600m）でも5着。8歳馬ながらキャリアが30戦未満と、ここまで大事にレースを使ってきたことが功を奏しているようで、年齢を感じさせない走りを見せています。まだまだ競走馬として活躍できる下地は十分整っていると思います。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
年齢的な上積みを期待するのは酷かもしれませんが、南関東の現級でも展開次第で勝ち負けに持ち込むことができていました。元々、右前の球節が張りやすく、体にも硬さがあるタイプですので、昨年夏から今年1月まで、しっかり休ませたこともありました。（大井競馬・森下淳平調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
5月11日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：高樽 優也（インボイス登録あり）