サウンドノバ　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父エピファネイアは菊花賞で春惜敗の雪辱を果たし、翌年のジャパンCでは並み居る強豪を相手に大きく突き放す圧勝劇を演じてG1・2勝。種牡馬入り後は6年に亘って200頭以上への種付けが続く超のつく人気ぶりで、初年度から三冠牝馬デアリングタクトを筆頭にアリストテレス（AJCC、菊花賞2着）やイズジョーノキセキ（府中牝馬S）、クラヴェル（マーメイドS2着、エリザベス女王杯3着）、シーズンズギフト（ニュージーランドT2着）、ムジカ（ローズS2着）、スカイグルーヴ（京王杯SC2着）らを輩出。そして2世代目からエフフォーリア（皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念）やオーソクレース（菊花賞2着、ホープフルS2着）、ジャスティンカフェ（エプソムC、マイルCS3着）、3世代目以降もサークルオブライフ（阪神ジュベナイルフィリーズ）やステレンボッシュ（桜花賞）、ブローザホーン（日経新春杯、天皇賞・春2着）、エピファニー（小倉大賞典）、モリアーナ（紫苑S）、ビザンチンドリーム（きさらぎ賞）、ダノンデサイル（京成杯）、イフェイオン（フェアリーS）といった有力馬が次々に登場するなど、今まさにトップサイアーとしての地位を築き上げつつあります。

一方、母系を見ますと、母ハートアンドハートは中央のダートで勝ち上がり。半兄サウンドサンビームは中央の未勝利戦と名古屋の交流競走で計2勝を挙げ、現在2勝クラスで入着を続けています。祖母ハートサムデイも中央のダートで3勝を挙げており、その半弟にはNHKマイルCなど重賞3勝を挙げたテレグノシス。近親にはマーメイドS3着のカモンマイハウス、マーチS3着のフレイムオブピース、佐賀記念2着のアシャカトブ、東京スプリント3着のキャンドルグラスといった芝・ダートの重賞活躍馬が名を連ねています。

本馬は、2023年7月16日・函館・芝1800mの2歳新馬でデビュー。五分のスタートを切ったものの、前半は無理なく折り合って追走。勝負処から徐々に進出すると、直線でも末脚を伸ばして勝ち馬から0.6秒差の3着。デビュー戦としては上々の内容を示してくれました。2戦目は、8月12日・札幌・芝1800mの未勝利へ。デビュー戦と同様に勝負処から徐々に進出。前を射程圏に捕らえて直線で追われたものの、決め手勝負に屈する形で勝ち馬から0.2秒差の5着でした。3戦目は、8月26日・札幌の同条件の未勝利へ。スタートから押してハナを主張をすると、積極的にマイペースの逃げに持ち込み、直線でも粘り腰を見せましたが、勝ち馬から0.1秒差の3着でした。

決め手を補う目的を考えて4戦目は10月7日・京都・ダート1800mの未勝利へ。中団の位置から追走したものの、ペースが上がると手応えが怪しくなり、直線では末脚を欠いて、勝ち馬から4.0秒差の10着。ダート替わりでの期待に反する競馬となりました。その後は、芝に戻してキャリアを重ねたものの、一息入れて臨んだ3月の競馬から噛み合わない競馬が続き、前走の競馬で3走成績による出走制限を受けましたので、このタイミングで出品させていただきます。

ダートは1戦のみでしたが、攻め馬は動くタイプなので、慣れれば問題なく走れると思います。新たなオーナーの下、新天地でのご活躍をお祈りいたします。ご検討をよろしくお願いいたします。

なお、現在全身に皮膚病が見受けられます。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
5月11日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：増田 雄一