グエムル　　セン３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のジャスタウェイはハーツクライ産駒で、秋の天皇賞、ドバイデューティフリー、安田記念に優勝。とくに後続に６馬身1/4差をつけ従来のレコードを2秒以上短縮したドバイでの勝利で、2014年のワールドサラブレッドランキングで単独1位となる130ポンドを獲得しています。2015年から種牡馬入りし、ダノンザキッド（ホープフルS）、テオレーマ（JBCレディスクラシック）と2頭のＧⅠ級レース勝ち馬を輩出。これまでに10頭の重賞ウイナーが出ており、産駒は芝・ダート、距離の長短を問わない活躍を見せています。

いっぽう母系ですが、母のデリケートアーチは2勝。きょうだいは2頭が地方競馬で勝利をあげています。また2代母のデリキットは3勝、伯母のデリキットピースは忘れな草賞の勝ち馬です。また3代母のエコルシュからはオークス馬のアドラーブルと、その産駒で京都記念勝ちのエモシオンのほか、佐賀記念勝ちのエアピエール、最優秀障害馬のノーザンレインボーなどが輩出されています。5代母のアラクネからはスプリンターズSを制し種牡馬となったマイネルラヴも出ているほか、さらに遡ると名牝プリティーポリーにたどり着くファミリーとなっています。

本馬はセレクトセール1歳市場で2970万円にて落札されています。
2023年9月9日の中山ダート1200m戦でデビュー。調教での動きが良かったこともあり2番人気に推されました。好スタートからいったん控え先行集団の後ろ外目からレースを追走し、4コーナー手前から徐々に差を詰めようとしましたが、脚抜きのいい馬場とあって前も止まらず0秒9差の6着に敗れました。
不良場だった中2週の同距離戦は11着、距離を延ばした11月の福島ダート1700m戦で12着に敗れ、今年初戦となった2月の姫路での1400m交流戦でも6着敗退でした。
その後レースを止めるようなところがある気性を考え、去勢手術を実施。復帰戦となった5月5日の東京ダート1400m戦では6番手追走から直線で追い出したものの伸びを欠いて12着に敗れています。
去勢手術明けまだ1戦とあってその効果に関してまだ何とも言えませんが、ここまで5戦を終えてスピード不足なのは否めません。そこで、このままJRAのレースを続戦していくよりも地方のレースを使いつつ変わり身を待つのが本馬にとっていいとの結論に至り、このたびのオークション出品となりました。
前走で騎乗した騎手から「悪くなかった」とのコメントもあり、環境を変えてこの馬の素質を開花できればと考えています。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。

なお、現在左前肢に小さな骨瘤が見受けられます。


※2024年2月8日に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,570円/日（税込）です。
5月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：荒井 泰樹（インボイス登録あり）