ジオパークピリカ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のアメリカンペイトリオットはウォーフロントの直仔で、米G1メイカーズ46マイルSを制覇しています。2018年から本邦でスタッドインし、初年度産駒からスプリングSを逃げ切ったビーアストニッシドや葵S3着のブレスレスリーなどの活躍馬を輩出。出走100頭に対して68頭が勝ち上がりました。出走71頭中55頭が勝ち上がっている2年目産駒では、シルフィードレーヴが小倉2歳Sで3着に入り、ラケマーダが今年5月の東京戦でオープン入りを果たしています。また地方競馬重賞では名古屋の中京ペガスターCをプライムデュークが、佐賀の花吹雪賞とル・プランタン賞をグラインドアウトが勝利しており、産駒は芝、ダートを問わない活躍を見せています。

いっぽう母系に目を移しますと、母のジオパーククイーンは地方で4勝。本馬の半兄ジオパーククラウンはJRA新馬勝ちを果たしました。叔父のサンレイポケットは新潟大賞典の勝ち馬で、毎日王冠や京都記念でも3着に入っています。3代母ロイヤルカードの仔に日経新春杯と日経賞を制したアドマイヤデウス、きさらぎ賞とラジオNIKKEI賞で3着のアドマイヤドバイがいます。また4代母のアドマイヤラピスはステイヤーズS2着馬で、その産駒には全日本2歳優駿優勝のアドマイヤホープ、日経新春杯など重賞3勝のアドマイヤフジ、福島記念勝ちのアドマイヤコスモスがおり、底力のあるファミリーの出といえます。

本馬は2023年12月9日の阪神芝1400m新馬戦でデビュー。まずまずのスタートから先行集団の外を追走し直線では外から差を詰めたものの、坂の上りで止まってしまい勝ち馬から0秒9差の7着でした。
その後は成長を促すべく放牧に出されますが、今年3月の中京芝1400mでは馬体重402キロと馬体を減らしてしまいました。その復帰戦では前を行く3頭に次ぐ4番手のインからレースを進めましたが、直線半ばで伸びを欠き12着敗退に終わりました。
そして5月5日の京都芝1800m戦では4番手につけますが、4コーナー手前から手応えが怪しくなり1着馬から2秒3差の12着でした。
ここまで3戦を終えましたが、飼い葉を食べても身につかず攻めきれていない現状です。そこでJRAで続戦するよりも、地方の環境で成長を促したほうがこの馬にとっていいと判断してこのたびのオークション出品となりました。
デビュー戦や2戦目の内容から能力を感じる馬であり、飼い葉が身につくとともに落ち着いて競馬を使えるようになれば変わりがあっておかしくないと考えています。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。

なお、現在全身に皮膚病が見受けられます。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
5月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：小関 勝紀（インボイス登録あり）