タイクーン　　牡５歳　　※中央競馬　登録抹消

兄にムーンクレスト、ダンディズムと2頭のオープン馬がおり、遡れば種牡馬としての地位を築いているキングマン（愛2000ギニー）も同じファミリーです。本馬は2歳7月の函館でデビュー。善戦止まりで勝ち切れなかったため、一旦、笠松競馬へ移籍しました。夏負けの影響もあって完調とはいきませんでしたが、楽な競馬で2連勝。3歳11月に栗東トレセンに入厩しました。ところが調整を始めた矢先に馬房内で顔面を打撲するアクシデント。立て直して4歳5月に再デビューしました。休み明けはまずまずの内容でひと叩きした上積みに期待されましたが、今度は放牧先で左顎の下を外傷。血管を損傷していたため、すぐにトレセンの診療所で処置しています。復帰後はいろいろな条件を試し、障害にも挑戦しましたが、もうひとつ結果は伴いません。そのため、残念ながら引退することになりました。ただ、馬はまだまだ変わってきそうな雰囲気があります。休養期間も長く、年齢的にもこれから良くなってくる可能性もあると思われます。小回りへの適性は示しており、能力からも地方であれば十分楽しめるのではないでしょうか。

以下の公表事項があります。

・2022年1月に左前が跛行したため、検査を行ったが、骨折は確認されませんでした。その後、放牧先で２月にレントゲン検査を再実施。結果、左前管骨の内側に小さな骨片を確認しました。完全に飛んでいるのではなく、下の方がくっ付いている感じで、獣医師からは「手術で除去するようなものではない」との所見を得ています。全治期間は３か月。

・2022年11月25日にトレセンの馬房内で顔面を打撲。外傷性の鼻出血も伴いました。

・2023年6月5日は放牧先で馬房内で左顎を裂傷。すぐにトレセンの診療所に運び手術を行っています。

また、現在以下の状態が見受けられます。
・両トモ小傷
・右前球節外側ボコッと　痛みなし
・全身皮膚病


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
5月25日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン（インボイス登録あり）