ディーエスマグナム　　セン８歳　　※地方競馬　在籍

父スマートボーイはダートでJRA11勝を挙げた一流馬です。2歳7月のデビューから着実に力をつけ、5歳初戦でオープン入りを果たすと、重賞初挑戦となったマーチSで2着。続くアンタレスSで初タイトルを手にしました。翌年にはアンタレスSを連覇し、7、8歳時には平安を連覇。8歳時にはマーチSも制しており、G1には手が届きませんでしたが、4年連続で5つの重賞を制し、非常に息の長い活躍を見せました。産駒のデビューは2007年。JRAでは4勝を挙げたモアザンスマートを筆頭に、産駒が挙げた勝ち鞍は全てダート。地方競馬では初年度産駒から重賞勝ち馬を輩出しており、エーデルワイス賞2着のマツリバヤシ、クイーン賞3着のトウホクビジンのように、交流重量でJRA勢と互角に戦う産駒も出しています。近年では母の父としての活躍も目立ち、北海道2歳優駿勝ちのイグナシオドーロや、兵庫ジュニアGP勝ちのオマツリオトコなどが出ています。

母系を見ますと、半妹シゲルオトメザはJRAのダート短距離で3勝。母ベストヒットは門別で2勝を挙げ、JRAに移籍して1勝クラスで連対しました。伯父には中央、地方で計16勝を挙げ、マーチS2着のイッシンドウタイ。いとこには全日本2歳優駿や東京盃などに優勝したラブミーチャンや、エーデルワイス賞を勝ったストロングハート、同2着のアップトゥユーなどがおり、地方競馬に強い血統。祖母ラストヒットも上山で東北優駿、北日本オークスを勝ち、JRAでも2勝を挙げエルムS5着の活躍馬。今後ますます発展していきそうなファミリーです。

本馬は2018年10月13日に東京ダート1400mの新馬戦でデビューし16頭立ての11着。この一戦のあと、去勢手術を実施し、翌年3月の中山ダート1800m戦で復帰しましたが、最後の直線で転倒した馬に巻き込まれてしまい、落馬競走中止。結局、この2戦のみでJRAの登録は抹消し、金沢に移籍しました。
1カ月半後には移籍初戦を迎え、3戦目に1400mの3歳B5組戦を逃げ切って初勝利をマーク。その後は少し足踏みしましたが、秋に同距離の3歳B2戦を2馬身差で完勝すると、その2戦後には同距離のC1六組戦を勝って3勝目。このタイミングで大井に移籍しました。
大井では5戦して1600mのC3戦で2着が最高でしたが、4歳夏に川崎に移籍すると、移籍初戦から1500mのC3戦を連勝。5歳初戦にも同距離のC3戦をまくりきって勝利しています。C2クラスに上がってからも大崩れすることなく、2着5回を含む8戦連続で掲示板を確保したのち、秋に2000mのC2戦を快勝。6歳2月にも同条件戦を勝利しています。
その後は勝ち切れていませんが、C1クラスでも2、3着があり、今年1月にも1500mのC1戦で4着と掲示板を確保。ここ2戦で崩れたこともあって今回のオークション出品を決めましたが、そこまで能力の落ち込みは感じさせません。
父も9歳時まで一線級で頑張りましたし、8歳を迎えたとはいえ、自分に適した条件であれば、まだまだ頑張ってくれそうです。C級とはいえ、南関東で28戦連続5着以内という堅実な走りを見せてくれた馬。今後も馬主孝行な走りにご期待ください。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
年齢的に大きな上積みは期待しにくいところですが、他場で環境を変えることで、また違った走りを見せてくれる可能性はあるでしょう。なお、さく癖があります。（川崎競馬・田邊陽一調教師）


※2019年3月2日の競走中最後の直線コースで、転倒した他馬に触れ転倒したため、競走を中止しています。

※2018年10月13日の競走（2歳新馬）にて枠入り不良となっています。

※2018年10月18日（2歳時）に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※川崎競馬小向厩舎地区・田邊陽一厩舎（神奈川県川崎市幸区小向仲野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
5月25日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：永見 貴昭（インボイス登録あり）